内容説明
首相が指導力を発揮しうる条件とは何か。不良債権処理、予算編成など、小泉政権の政策過程を分析し、「強い首相」論をより深く検証する。
目次
第1章 小泉改革は揺らぐことなく進んだのか―構造改革と官邸主導の政策決定
第2章 不良債権問題はいかにして解決されたのか―金融行政の政治学(1)政策過程
第3章 不良債権問題はいかにして解決されたのか―金融行政の政治学(2)分析
第4章 官邸主導の予算編成はどこまで実現したのか―予算編成の政治学
第5章 経済財政諮問会議はなぜ税制改革に失敗したのか―税制改正の政治学
第6章 2005年総選挙は政策過程をどのように変えたのか―「小泉支配」確立後の経済政策の政治学
第7章 日本銀行はなぜ金融政策を転換したのか―金融政策の政治学
終章 小泉改革の成果と限界
著者等紹介
上川龍之進[カミカワリュウノシン]
1976年福岡県に生まれる。1998年京都大学法学部卒業。2002年京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(法学)。日本学術振興会特別研究員、愛媛大学法文学部助手、講師を経て、大阪大学大学院法学研究科准教授。専攻は政治過程論、政治経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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