廣済堂文庫<br> およもん―かごめかごめの神隠し

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廣済堂文庫
およもん―かごめかごめの神隠し

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784331615270
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

貧乏長屋に娘と住む傘張り浪人福井淳之介は、子どもたちが姿の見えない子ども「もんちゃん」と遊んでいるのに出くわした。そこに武士の一団現れ、子どもたちに襲いかかる。中には見知った顔が…。すわ何事?と訝る淳之介の前で、突如素っ頓狂な声がし、一団は悲鳴を上げて昏倒してしまった!「もんちゃん」はなぜ襲われたのか、その奇怪な力はなんなのか?淳之介の前に立ちはだかる、かつて仕えた藩の陰謀ともんちゃんの正体は?悪を懲らしめる正義の子ども妖怪「およもん」の、痛快時代ファンタジー開幕。

著者等紹介

朝松健[アサマツケン]
1956年札幌生まれ。東洋大学卒業。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』で作家デビュー。ホラー、伝奇をはじめ、幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

36
およもん、なんて愛らしいんでしょうか。姿の見えない子供「もんちゃん」と近所の子供たちが遊んでいるのに出くわした傘張り浪人の福井淳之介ですが、何とそのもんちゃんなる子供の姿が見えたようです。どうもこのコ、座敷童のような物の怪のようなのですが。何故かおよもんを匿うこととなるというのが面白いです。淳之介の前に立ちはだかる陰謀ともんちゃんの謎が気になりますが、どうも藩だけでおさまらないようで、色々奔走していきます。もんちゃんと共に悪を成敗する様子が何とも言えず可愛いです。読んでいて楽しかったですね。2014/08/30

飛鳥

25
藩を追われて浪人となり一人娘の咲月と二人で江戸で暮らす淳之介。淳之介には見えないもんちゃんという子と遊ぶ咲月と数人の子供たち。そのもんちゃんを襲い攫おうとする仇敵の弓尾が現れ危ないところをもんちゃんの変身した恐ろしい姿煮に「およっ」叫び気絶する仇敵と仲間の侍たち。子供たちを守るもんちゃんが色んな化け物に変身し、みんなのために大活躍です。もんちゃんが狙われた理由や淳之介が故郷を追われた裏にある闇が少しずつ見えてきて引き込まれます。ファンタジーと時代小説が合わさっていて楽しかったです。次巻も楽しみ。2017/10/08

退院した雨巫女。

3
《私ー図書館》九州在住ですが、およもんは、知らなかった。(笑)怖い小説は、苦手ですが。この小説は、大丈夫でした。(笑)。2015/04/11

あお

2
時代物って苦手なんですが、なぜ苦手だというと小難しい時代考証の品々の名前が出てきてそれが分かりにくい。しかもその説明もなしに進んでいくため、好きな人しか読めないんじゃないのかなんて思ってしまう。 始めおよもんもそんな感じかと思っていた。でも違う。非常にわかりやすく、軽妙に物語は進んでいく。かと言って人情モノというわけでもなく、ちゃんとアクションも出てくるけれど、鍔迫り合いなんて小難しい言葉は使わずに現代語で通じる言葉で説明していく。他にもちょっと気づけば、現代に通じるようなコミカルさも含んでいたりする。 2016/05/22

Nonkist_nonki

2
軽い感覚ですうっと入っていける雰囲気が楽しめた。「およもん」・・・「もんちゃん」のキャラが中々かわいい。それでいて妖力ばっちりともなれば、読んでいて先が楽しみになるものですよね。 先般、同作者の「ちゃらぽこ」を読んだんだけど、個人的にはこちらの方が好みかな。いい感じで肩の力が抜けました♪2014/09/21

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