内容説明
幼いころ、二人の兄とわかれ盗賊の頭領になった男。半年前から引き込み役を入れた東両国の太物問屋を襲うが、そこには下の兄がおり、町方たちが待ち伏せていた。上方が本店の江戸店の主にまで出世した次兄の人柄に惹かれ、手下が裏切ったのだ。賊を一網打尽にした北町奉行所定町廻り同心・神岡茂平は思う、百姓が嫌になり、上州渋川村から逃げるように江戸に出てきて紆余曲折の末、武士の養嗣子となった己と比べ、頭領の昔のわかれ道が、もし違っていたら…。江戸情緒溢れる人情時代小説。
著者等紹介
笠岡治次[カサオカハルジ]
愛知県生まれ。大学卒業後、歴史関係の編集者を続けながら、時代漫画の原作、映画作品のシナリオ、演劇脚本などに携わる。架空戦記小説で作家デビューを飾り、ミステリーからホラーまで幅広く書き分ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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喪中の雨巫女。
9
《母‐図書館》やっちゃいました。いきなり、八巻から、スタートしてしまいました。でも、面白かった。前作品読みたくなりました。2013/04/03
蕭白
3
良いシリーズです。茂平の成長が心地よく感じられます。2017/03/28
すぴか
1
茂平が同心になるまでに関わった人たちの登場が減ったのが残念かも2013/03/11
蕭白
1
久しぶりに新作が出たようなので、おさらいをって感じで再読。もっと人気が出てくれてもいいのになぁ。2012/01/22
蕭白
1
待ちに待った最新刊。もう少しトキとの仲が進展するかとおもったのですが・・・。いつものことながら読んでいて心地いい作品でした。2011/03/28
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- 和書
- 朱蒙 〈上〉