内容説明
浅草古翁堂が奥衛護衆に襲撃され、主の伊平は重傷を負い、娘のおもよが拉致された。北浦、弥九郎、そして仙次郎はおもよを救出するため、吉原田圃近くの作事小屋へ向かう。奥衛護衆は、北浦がようやく手に入れた『孝経』を奪い取るために、おもよを人質にした、しかしこの『孝経』には、藩と藩主側室の梨穂の命運にかかわる重大な書付が隠されており、北浦は梨穂に身命を賭して手渡さなければならなかった。驚愕の結末が涙を誘う大好評シリーズ第三弾。書下ろし時代小説。
著者等紹介
片岡麻紗子[カタオカマサコ]
1972年、兵庫県神戸市生まれ。関西大学文学部卒業。2001年、『浮世奇絵草紙』で講談社第9回ホワイトハート大賞を受賞(水野武流名義)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかつき号
10
予想はついていた、密書の内容と結末。同心早川の独り言に共感。2017/07/22
ikyo_01
2
" うわぁ〜 ; " でした。 最後は涙 ;;; 。 ネタバレになるから書けないよぉ。でも一気に終息へ。最後だとは知らなかった。2011/02/05
のんぶぅ
0
盗んだ物を盗む「盗み返し」の裏商いを始めたと思いきや、表紙の如く旅立ちとね、かくれひさぎ・五月雨・暁の空でお終いなんですか。北村文吾さんはどうすりゃいいのかねぇ。2014/10/13
なおり
0
よくあるようにかなりの連作になるかと思ったら・・・。残念な気はしますが、潔い終わり方に心地よい読了感がありました。2013/09/16