内容説明
事故で亡くなった愛妻の肝細胞を密かに培養する生化学者・利明。Eve 1と名付けられたその細胞は、恐るべき未知の生命体へと変貌し、利明を求めて暴走をはじめる―。空前絶後の着想と圧倒的迫力に満ちた描写で、読書界を席巻したバイオ・ホラー小説の傑作。新装版刊行に際して、発表時に研究者でもあった著者から、科学者あるいは小説家を志す人達に贈る、熱いロングメッセージを収録。
著者等紹介
瀬名秀明[セナヒデアキ]
1968(昭和43)年、静岡県生れ。東北大学大学院薬学研究科修了。薬学博士。在学中の’95(平成7)年、『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、作家としてデビューする。’98年、『BRAIN VALLEY』で日本SF大賞を受賞。2006年1月より東北大学・機械系特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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