内容説明
見吉藩国家老を務める春山家の嫡男佐之介は、ある日突然、父秋吉から家督を異母弟の康隆に譲ると宣告される。予想だにしていなかった冷や飯食いとなり、ひと月後にひかえていた許婚の夏江との婚儀も破談となってしまった。そんな佐之介に藩から上意討ちの命が下る。その相手はなんと親友の剣客、田坂糸井だった。逆境に見舞われ、糸井との悲劇にも直面した佐之介だったが、ある重要な使命を帯びて、江戸へひとり旅立つことになった。一気に読める娯楽巨編。
著者等紹介
佐々木裕一[ササキユウイチ]
1967年、広島県生まれ。2003年『ネオ・ワールドウォー』(経済界)を発表。2010年『浪人若さま新見左近』(コスミック時代文庫)で時代小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんぶん
11
家老の嫡男である春山佐之介は、悠々と過ごしていた。 ところが、突然家督を腹違いの弟に譲られ、冷や飯食いになり許嫁との縁談も破談になった。 上意討ち等、いろいろあった末、江戸に旅立つ事に…若様侍、秘めた使命を帯びての旅立ちである。 佐々木裕一の若様は強くて優しい優男のところが良いですね。 ささ、続いて2巻に参ります♪2016/02/21
プレミアムモルツ
1
細かなところなんぞさておいて、という姿勢で読めば面白いんだな。この作者の時代劇は。2013/02/26
はままさじ
0
前半は展開が速く物語がどんどん進んでいきます、少しう~んと思うところはありますが、時代小説の定番で読みやすいです。2013/01/06
エチゴヤ
0
続くのかよ!!続巻が出ているのは知っていたが、ある程度大団円というか、切りのいいところで終わるのかと思ったら、思いっきり続いた;それならそうと書いておいてくれ~!話自体は軽く読む分には楽しい2011/10/03
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