Dr.宮城×Dr.藤田 ジェネラリストのための呼吸器診療勘どころ

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  • サイズ B5判/ページ数 181p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784260019798
  • NDC分類 493.3
  • Cコード C3047

出版社内容情報

収載の15症例は内科医がよく遭遇するコモンな呼吸器疾患。宮城征四郎先生の豊富な経験による「臨床の勘どころ」と、藤田次郎先生の画像診断と文献考察を各症例から学ぶことができる。本書の哲学は問診や身体所見を重視する沖縄オリジナルの総合診断学であり、1つの症例につき様々な角度から臨床推論し、得られた情報を元に最終診断に迫る全人的アプローチを用いている。ジェネラリスト必見のケースカンファレンス!

内容説明

コモンな呼吸器疾患はこう診断する。ジェネラリスト必見の沖縄ケースカンファレンス。

目次

喀痰の性状と胸痛の種類で疾患を絞る―右胸痛、湿性咳嗽を主訴とした特記すべき既往歴のない50歳男性
感染症を疑った時、問診でどのヒストリーを押さえるか―1週間前からの発熱と咳嗽(湿性から乾性に変化)、全身倦怠感により来院した49歳男性
血尿と血痰は一元的か二元的か、生検すべきか、すまいか―右上肺野に空洞性陰影を呈した61歳女性
バイタルサイン、検査所見のピットフォール―急性の発症を示し、発熱、および乾性咳嗽を伴う呼吸困難を呈した59歳男性
胸部X線写真上の中枢性気管支拡張で何を疑うか―気管支喘息、肺炎による入院歴を有し、5日前からの喘鳴、咳嗽を呈した56歳男性
長期ステロイド療法中の患者に何が起こったか―薬剤性間質性肺炎のステロイド療法中に発熱・湿性咳嗽が出現した61歳男性
非典型的なコモン・ディジーズをどう見極めるか―63歳男性の発熱と胸部異常影
問診、症状、聴診の陰性所見で、鑑別診断を絞り込む―徐々に進行する労作時呼吸困難を呈した65歳男性
リウマチ治療中に急変した患者―関節リウマチの治療中に呼吸困難を呈した75歳男性
若年者に発症した急性の呼吸困難で何を考えるか―発熱、呼吸困難を主訴とした特記すべき既往歴のない21歳男性
亜急性か、慢性かを見極める―亜急性の発症を示し、発熱および乾性咳嗽を伴う労作時呼吸困難を呈した63歳男性
急性か、亜急性か、慢性化を見極める―約3週間前からの発熱と呼吸苦により来院した生来健康な47歳女性
病歴と身体所見だけで気づくべき疾患―右肩から右上肢にかけての疼痛としびれから発見された、52歳男性の胸部異常影
ばち指を見たら何を考えるか―胸膜炎を疑われた43歳女性の胸部異常影
健診での「胸部異常影」を理由に受診した患者をどう診るか―人間ドックにて、両側多発性小結節性陰影を指摘された51歳男性

著者等紹介

宮城征四郎[ミヤギセイシロウ]
群星沖縄臨床研修センター長。1964(昭和39)年新潟大学医学部卒業。京都大学大学院(単位取得中退後、医学博士取得)。1969年から1年間デンマークのコペンハーゲン大学にWHOフェローとして留学(人工呼吸管理学)。1972年から沖縄県立中部病院に勤務し、1996年沖縄県立中部病院長に就任。2003年4月から現職

藤田次郎[フジタジロウ]
琉球大学大学院感染症・呼球器・消化器内科学(第一内科)教授。1981(昭和56)年3月岡山大学医学部卒業。虎の門病院内科レジデント、国立がんセンター病院内科レジデント、および2年間の米国ネブラスカ医科大学呼吸器内科留学を経て、1987年より香川大学医学部に勤務し、2005年5月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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