内容説明
作事方下奉行の妻・志げの許に、商家に嫁いだ幼なじみの染めから、ぜひ昔話をしたいと報せがあった。染めは昔から嘘つきで、志げも被害を受けたが、それは十年も前のこと。春の陽気に誘われ、再会の場へ赴いた。だが、そこには染めの亭主がいて、志げの夫に取り次いでほしいという商売の相談を…。憤慨し、席を立った志げは、後日、染めの店の倒産を知った。私のせいで、あの人が不幸になった―自責の念にかられた志げは、お房の洗い張り屋を訪ねたが…。シリーズ第四弾。
著者等紹介
牧南恭子[マキナミヤスコ]
名古屋市立女子短大卒業。1990年『爪先』(講談社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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