内容説明
「宿場の者たちを助けてくれ」小野派一刀流を共に学んだ旧友の淵上弦一郎の頼みを聞き入れ、甲州水之江宿にやってきた素浪人の巽慶次郎は、無法の限りを尽くすやくざ一家の親分・支倉陣十郎の髷を一刀のもとに斬り飛ばした。面目を潰された支倉は、その場で切腹して果てた。これで宿場には平穏な日々が戻るはずだったが…。貧しても空を見上げて、まっすぐ生きていく素浪人巽慶次郎の活躍を描く好評書下ろしシリーズ第四弾。
著者等紹介
城駿一郎[ジョウシュンイチロウ]
1938年東京生まれ。早大文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。