出版社内容情報
地価は今後、一層下がる。また企業社会も二極分化。上位三社とユニークな中小企業が生き残る。大転換する日本経済を読み、生き残りの処方箋を明示する。 なぜ今、あなたの会社は調子が悪いのか。金融危機、政府の失政など「原因他人論」が流布しているが、それではあなたの会社は絶対良くならない。 本書では、どんな厳しい状況でも業績を上げる、「強い会社」に生まれ変わるノウハウを提示する。 まずこの不況の終焉を、株価と地価の「逆ウォッチング」曲線というデータから明らかにする。結論としては、景気の先行指標である株価は上昇に転じ、景気はあと2年程で回復する可能性がある、と論じる。 そこで会社は何をすべきか。第一に「大きいこと」から「違うこと」へ、成功への目標を変えねばならないという。第二に、これから生き残る会社は、「業界第3位以内と、独創的な商売をする小企業だけ」であると述べ、「中規模の会社はリストラもしくは分社化して独創的小企業に変わるか、合従連衡によって業界3位以内に入るしか道はない」と明言する。大転換の波に乗り、復活するための処方箋を明瞭にする一冊。
内容説明
本書では、どうしてこんな不況になってしまったのか、いつこの不況から脱出できるのか。不況が続く間、経営や営業を伸ばしていくには、どの発想をどう変えればいいのか。そして方法論は具体的にどう変えるのかなど、「不況を勝ち抜く!」ための作戦会議を展開している。
目次
序章 変われない会社は不況に勝てない―業績不振の根因を考える
第1章 この不況の「夜明け」は近い―景気を動かす株と土地の読み方
第2章 消費を呼び戻す「住宅」という切り札―早期の景気回復への条件
第3章 「大きい」ことから「違う」ことへ―大転換期に生き残る経営
第4章 トップスリーと個性派の二極化現象―本当の個性を生かす発想
第5章 「強い経営」に生まれ変わる!―不況を勝ち抜くヒント