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広済堂文庫
天罰人事

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784331610602
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

京都に本店を構える準大手のデパート・大鞍百貨店の社長・大鞍市兵衛が病死し、後任社長に関西財界の重鎮・北沢恭次郎が就任する。だが、社内には派閥抗争と取引業者との癒着に絡む労働組合の独善が横行しており、人事・総務担当常務の吹田、労組委員長の堀端、書記長の瓦崎は、“悪のトライアングル”と呼ばれていた。売場係長に昇格した田口は、そうした煽りを食って突如、配送会社の社員研修所に左遷され、砂を噛むような日々を送ることになる。厳しい不況下にあっても、私腹を肥やし企業を蝕む、卑劣な男どもに鉄槌を下す、渡辺一雄の懲悪ロマン。

著者等紹介

渡辺一雄[ワタナベカズオ]
1928年、京都生まれ。大阪商科大学(現大阪市立大学)卒業後、大丸百貨店に入社。76年にデパートの内幕を描いた「野望の椅子」でデビューし、日本作家クラブ賞を受賞。2年後、「出社に及ばず」を発表したのち、部長→課長→主任という降格人事を経験し、80年に退社する
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

30
天罰人事。渡辺一雄先生の著書。日本はまだまだ終身雇用社会だから、人事に不満を持つ人、怨恨感情を持つ人でもそのまま同じ職場に残っているは少なくないはず。だからこそ左遷人事へのそういった不満や怨恨が積もりに積もって惨劇に発展してしまうこともあるのかも。もちろんこちらの天罰人事の内容はフィクションだけれど考えさせられます。2019/04/05

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