内容説明
賭麻雀で生活する片腕の男、摸牌する指の動きで牌種を当てる謎の美女、柔和な牌さばきに潜む中国人の巧妙なインチキ等々…麻雀狂を魅了する人間群像を描いた傑作麻雀小説短編集！
感想・レビュー
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再び読書
9
剣豪小説家として名高い五味氏の麻雀短編小説。表題の「雨の日の二筒」自ら五味一刀斎として登場し、かっさらっていくのが面白い。ただ、各主人公その後の地獄の借金人生に触れていないところは粋ではあるが。最後は死の謎にふれ、主人公がすり替わっていく。暇つぶしには良いが、全体的に五味氏の切れた剣豪小説からすると出来は？2014/09/16
