出版社内容情報
ひと目見れば思わず「ぐふっ」と頬がゆるむ愛らしさ! 日本各地の路傍に佇む脱力系の神さまを、ヘンな
形の目利きにして脱力系エッセイの名手である著者。鳥居に腰かけたオムツ姿の赤鬼、巨根自慢のワラ人
形、ケータイ通話中の仁王、アニメ顔狛犬、キノコ型の田の神など約250体が登場。オールカラー。
内容説明
こんな姿の神仏もありなのか!オールカラー、路傍の“ゆるカワ”323体。
目次
01 田の神さあ
02 鬼コ
03 国東仁王さま
04 鹿児島仁王どん
05 人形道祖神
06 肥前狛犬
著者等紹介
宮田珠己[ミヤタタマキ]
1964年、兵庫県生まれ。大阪大学工学部卒業後、サラリーマンになるも、作家に転身。以来、興味の赴くままに、巨大仏、石ころ、迷路温泉、四国八十八ヶ所、海の無脊椎動物などを訪ね歩き、旅エッセイに綴っている。ユーモラスな造形を発掘するユニークな視点と独特な脱力文体に根強いファンが多い。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
60
www85ページにある「上だけ仁王」が勝手に開き思わず爆笑!!!人前では読めない本です。東北と九州にはこんな面白くも有難い?神様がわんさかいらっしゃるんですね😊行って実物を確認したくなる神様ばかり。どなたが作ったのか何を思ってこうなったのかとwwwこんな神様を巡る旅をしてみたいと思えるほっこり&爆笑本です。いや、笑ってはいけないwww2022/11/09
HMax
39
手作り感満載の神さん達。その辺のおじさんが作った神さんにおばちゃんが色付けして、はい出来上がり! 可愛いような面白いような手作り神さん達、その中でも、ぎょぎょっとするのが秋田の人形道祖神、緑の中に真っ赤な存在感の「赤○○仁王様」、兵どもは夢のあとを思わせる城跡の中にたつ樹齢500年の巨樹の隣に4mの「魔人ショウキ様」、田代沢にある4.5mもの巨〇カシマ様。 そんな中でも、一番好きなのは、鳥居の上にちょこんと座る「遠慮がちな鬼こ」2020/10/24
keith
20
鹿児島の仁王どん、津軽の鬼コ、南九州の田の神さあ。鳥居の上や田んぼの側で鎮座している神さまたち。ゆる〜いお姿の神さまたちですが、まさしく古き良き田舎の風景です。2020/08/14
冬木楼 fuyukirou
18
読友さんのレビュー見て読みたくなったはずなのに該当投稿無し、あれれ?図書館本。 思想哲学100番代でも歴史200番代でも無く、芸術美術700番代の彫刻718番ですと。なぜに?とページめくってなるほどね。路傍のふしぎな神さま(?)の写真集でした。①田の神さあ(南九州)②鬼コ(津軽)③国東仁王さま④鹿児島仁王どん⑤人形道祖神(秋田)⑥肥前狛犬。神社で狛犬を眺めるのが好きなので肥前狛犬の回が一番楽しめた。 3年前に出雲の神社巡りした時も古い狛犬が寄せ集まったような場所があったなぁ、見過ごしたなぁと思うなど。2022/01/22
ひろりん
15
日本各地には、昔から集落で大切にされてきた、道端にたたずむ神さまや仏さまがあります。大抵は素朴な作りなのですが、よく見れば、なんじゃこれゃ??というものも沢山あるようです。著者が日本各地を歩きまわって集めた、なんじゃこりゃの、ゆるゆる神さま仏さま集です。恐ろしいはずの仁王様が思わず笑ってしまうようだったり、狛犬が妙にかわいかったり、全ての写真に癒やされます。ストレスが多い世の中、ほっこりしたい時に最適な本です。2022/08/13