内容説明
ドラフト1位であろうとドラフト外・育成枠であろうと、結果を残さなければ去るしかないプロ野球の過酷な世界。名選手たちの中にも順風満帆な道をたどった者は一人もいない。一方で、球が遅くても主軸を打てなくても立派に生きる道があることを証明してくれた選手たちもいる。昭和・平成の名選手、名脇役、名将と言われた人たちはどのように頭を使い、人生の選択をしてきたのか。逆境や挫折を乗り越え、生き残るためのヒント満載の書。
目次
第1章 平成最後の「人生の選択」
第2章 「野球は天神ではない」と言った二人の天才
第3章 松井秀喜の選択
第4章 あがく男たちの選択
第5章 監督たちの選択
第6章 二番手からの野球人生
第7章 「遅い球で勝負」する男
著者等紹介
二宮清純[ニノミヤセイジュン]
1960年愛媛県生まれ。スポーツ紙や流通紙の記者を経て、フリーランスのスポーツジャーナリストとして独立。現在、株式会社スポーツコミュニケーションズ代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベローチェのひととき
7
競馬関係で二宮清純の文章は読んでいて作風が好きである。今回、プロ野球のことを書いているので、ぜひ読んでみたいと思い購入した。何人かの選手や監督についてのエピソードが描かれていて、とても興味深く読むことができた。どの様な想いで取り組んでいるのかが理解でき、どんな職業でも楽じゃないなと思った。サラリーマンが一番お気楽かな(笑)2019/01/29
Katsuto Yoshinaga
6
CS1stステージが終了しても、まだ私のプロ野球シーズンが続いている中、今週末に取引先の野球好きと「野球小僧」という居酒屋に繰り出す予定がある。そこでの話のネタにと、二宮氏の著書を。プロ野球好きには安定の面白さで、今回披露したいネタもバッチリ仕込めた。野球は天職ではないという二人の天才、前田智徳と落合博満。ゆるい球を投げる決断をした高津臣吾に、素手で取れるぐらいに遅い球で勝負した星野伸之。このあたりのお話をしようかな。いや、辻発彦と松井秀喜の話も外せないな。NPB好きにはたまらん一冊。2019/10/08
cocolate
5
プロ野球選手になれただけでも凄いこと、を忘れてしまいそうだが、そこで生き残る道を模索するのがすごい。自分が何なのか知らないといかんよね。 「伊原 対 野村」の部分が面白かった。。。2018/10/14
復活!! あくびちゃん!
4
この著者らしい視点はあるのだが、かなりあっさりとした内容で物足りない。軽~く読むには良いのだけれど。2018/10/21
Tak
3
みなさん言っていますが非常にあっさりとあっという間に読めてしまいました。 週刊誌に連載しているエッセイ集です。 もう少し掘り下げてもらいたかったかも2018/11/03