出版社内容情報
「海道一の大親分」と子分たちの激動なる生涯!
旅ゆけば、駿河の道に茶の香り……。『新選組』『坂本龍馬』『幕末暗殺』に続く黒鉄歴画の第四弾。漢(おとこ)の中の漢、「海道一の大親分」の生涯。
旅行けば、駿河の道に茶の香り――。
▼浪曲でもおなじみの清水の次郎長は、文政3年、駿河国は清水湊にて誕生。遊侠の世界へ身を投じ、喧嘩渡世で諸国を股にかけた“海道一の大親分”。生来の粘り強さと狂暴かつ大胆な気質に加え、状況判断と予測性の鋭さは群を抜き、大政、小政、森の石松ほか多くの乾分(こぶん)を従えて、その名を広く知らしめた「漢(おとこ)の中の漢」である。
▼本編は、生誕から“次郎長親分”の誕生、久六仇討ち、森の石松斬殺事件までに至る、文政から幕末にかけての激動の若き時代を、鬼才・黒鉄ヒロシが緻密かつ大胆な構図で描いた作品である。「黒鉄歴画」ならではのブラックユーモアを随所に散りばめつつ、アウトローたちの“義理と人情”にあふれたさまざまな人間模様をときにシュールに、ときにコミカルに描く超大作!
▼次郎長率いる清水一家の並々ならぬ活力がよみがえる、「黒鉄歴画」シリーズ第4弾・<前編>。
●晩期(一)
●晩期(ニ)
●誕生
●出奔
●闇討
●初旅
●無宿
●清水へ
●仲裁
●裸道中
●兇暴
●久六
●久六殺し
●血糊
●三十石船
●代参
●石松の死
●金平襲来
内容説明
駿河国は清水湊の生まれ。遊侠の世界へ身を投じ、喧嘩渡世で諸国を股にかけた清水の次郎長。大政、小政、森の石松…多くの乾分を従えて、その名を広く知らしめた“海道一の大親分”。本編は、次郎長の誕生から久六殺害、森の石松斬殺事件までに至る、文政から幕末にかけての激動の若き時代を描く。次郎長率いる清水一家の並々ならぬ活力がみなぎる、「黒鉄歴画」シリーズ第4弾・“前編”。