内容説明
アメリカグルメ、いただきます!総移動距離3,924キロの大陸横断鉄道に揺られ、シカゴからサンフランシスコへ。作家夫婦の、不思議で不気味で愛情あふれる、アメリカ珍道中の全記録!アメリカのラーメン事情やナパヴァレーでの結婚式、サンフランシスコのグルメ案内など、後日談も多数収録!
目次
まずはタイトルを決めなくちゃ
モルテン、羽ばたきます
シカゴへ到着しましたよ
シカゴを観光してやるぜ!!
コスプレと絵画と傷だらけの冷蔵庫
モルテン、西の風にのる
揺れまくるアメリカの車窓から
食堂車でディナーを満喫しましたよ
ぷいぷいペンの喪失
赤い大地と川〔ほか〕
著者等紹介
田辺青蛙[タナベセイア]
1982年、大阪府生まれ。オークランド工科大学卒業。2006年、第4回ビーケーワン怪談大賞で佳作となり、『てのひら怪談』に短編が収録される。2008年、「生き屏風」で、第15回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。以降、ホラー・幻想的な怪談を中心に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いたろう
58
田辺青蛙さんとご主人の円城塔氏のアメリカ滞在記。シカゴでSFイベントのワールドコンに参加した後、鉄道で50時間かけてサンフランシスコまで。そして、サンフランシスコに3カ月の滞在。ご飯を入れる「おひつ」とアニメのコスプレ衣裳をわざわざ日本から持っていっているのが可笑しい。クライマックスは、入籍だけで結婚式を挙げていなかった二人が、ワインの里、ナパで、二人だけで挙げた結婚式。惜しむらくは、写真が小さくて、よく見えないこと。写真の上下に余白があるので、レイアウトを工夫したら、写真をもっと大きくできたのでは?2018/02/17
ネコタ
25
夫婦(夫は作家の円城塔氏)でシカゴでのSFイベントに参加し、そのままサンフランシスコまで50時間の鉄道の旅。さらに3ヶ月滞在するという生活。それを連載していたものをまとめたもの。どうしてこんなイベントが企画されたのかはよくわからなかったけど面白かった。シカゴではコスプレイベントに参加したり、鉄道旅では食堂車を満喫したり。メインはサンフランシスコでの滞在かな。街の散策、マーケットに行ったり、ナパでワインにはまってみたり、ラーメンブームを起こしてみたりといろいろな話題が載っていた。2018/03/17
たいぱぱ
15
「なんじゃこれ?」とタイトルに惹かれて。田辺青蛙・円城塔夫妻のサンフランシスコ滞在記。夫妻の作品をそれぞれ読んだことありますが双方とも「なんじゃこれ?」でした。だけど、このエッセイはなかなか面白い。『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくるナランチャのコスプレをアメリカまで持ってく青蛙さんに笑い、ナパバレーのワイナリーに壮絶に行きたくなる。読んでる最中、ずっとサンフランシスコが舞台のダーティーハリーを思い浮かべてました。今更ながら英語を喋れるって世界が広がるなとつくづく感じましたよ。2017/07/11
aoneko
12
田辺青蛙・円城塔ご夫妻の3ヶ月にわたるアメリカ旅行記。このふつうっぽさが魅力です。円城氏がまとも(まとも…?)な人でよかったなぁ、でもやっぱり、ちょっと変なところがあるのもすてき。と、変な見方をしてしまったけれど、愉しいにちがいない二人旅がほほえましい。2015/05/18
Mzo
11
田辺青蛙と円城塔夫妻のアメリカ滞在記。肩の力の抜けた感じで、すいすい読みやすい。ご夫婦仲がよくて何より。日本での生活を基準にしちゃうと、アメリカは良くも悪くも本当に適当。でも、それがアメリカ。楽しませてもらいました。2017/08/11
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