内容説明
高校野球の実話が満載!高校野球記者が集めた青春ストーリー22。
目次
いろんな話ができるまで―高校野球部の監督の話
遠征のバスに乗れない―男子野球部員の話
ひと握りのヒーロー―男子野球部員の話
六〇才からの再出発―高校野球部の監督の話
食堂から見る光景―野球部女子マネージャーの話
みんなと同じ場所から―男子野球部員副キャプテンの話
お母さんとの約束―男子野球部員キャプテンの話
広い海の向こうで―男子野球部員の話
高校野球にかかわりたい―女性アナウンサーの話
ケガを乗り越える―男子野球部員キャプテンの話〔ほか〕
著者等紹介
岩崎夏海[イワサキナツミ]
1968年生まれ。東京都日野市出身。東京芸術大学建築科卒。大学卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家としてテレビ番組の制作に参加。その後、アイドルグループAKB48のプロデュースなどにも携わる。2009年12月、初めての作品となる『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を著す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パスティル
20
甲子園を目指すことが高校野球だけではないことが改めてよくわかった。様々な角度『家族、仲間、逆境【怪我、病気】夢、希望』色々な人にとって、大切な想いが、いっぱい詰まっています。私も中学時代は野球をしていましたが、とても、高校では無理だと思いやりませんでした。それなのに、中学でサッカーをやっていたのに高校で野球をしようという話は私の感情にぐっとくるものがありました。2015/01/07
chiho
15
どの話も涙をこぼさずにはいられませんでした。「勝つことがすべて」になってしまいがちな高校スポーツだけど、そこにはそうではないドラマがたくさんつまっています。”夢は「かなえる」ためのものではなく、「あきらめる」ためのものだ。”反感を買いそうだけど、私はその言葉の深さに感動しました。2014/10/23
Humbaba
10
例え努力し続けたとしても、誰もが勝者となれるわけではない。それどころか、殆どの選手は夢の舞台に立てず舞台を去っていくことになる。しかし、夢の舞台に立てないことは、必ずしも失敗であるというわけではない。そこまでの過程で多くのものを学び取れれば、目的のために邁進したことには大きな価値があるといえる。2014/08/28
マイヒロ
9
子供が高校野球をやっていて万年補欠だった時に、なんでそこまでして野球をやりたいんだろうと思って、他の子はどうなんだろうと思って読んでみました。答えはみつかりませんでしたが、子供をどんな状況でも応援しようと覚悟がきまりました。
ガミ
9
甲子園に向かう中、全国で必ず出場するような高校球児だけでなく、その夢に向かいつつも残念ながら果たせなかった高校球児やその家族・関係者たち。その22名の夢への物語は、悔しさが伝わりながらも、温かみが感じられるものばかりです。「誰か」への感謝、「誰か」のために夢を追う…など、人と人とのつながりが物語の中で伝わってくるからでしょう。物語の合間にある岩崎さんのコラムも深く、読んでいてホッとさせるものがありました。「甲子園だけが高校野球ではない」まさにそれを語る1冊でした。2018/02/17
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