内容説明
「ゆるく生きたい」若者が増え、職場では部下の扱いに困っている上司が増えている。今や「部下育ては子育てと同じだ」という著者が、「大人しいけど人間関係がヘタ」「“上から目線”に過剰反応する」「傷つきやすくすぐに落ち込む」といった特徴を持つ世代の行動や心理を読み解くとともに、大人世代は彼らにどう向き合い、彼らを成長させるために何を伝えるべきなのかを説く。
目次
第1章 ゆるく生きたい若者たち
第2章 ゆるくだけ生きたい人は、人との距離の取り方がヘタである
第3章 ゆるくだけ生きたい人は、「上から目線」に敏感である
第4章 「新型うつ」はホントに病気なの?
第5章 「甘えの構造」の先にあるものとは
第6章 大人世代は若者に何を伝えるべきなのか
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
心理学者。1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒業。東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士取得。大阪大学大学院助教授等を経て、MP人間科学研究所代表
立花薫[タチバナカオル]
医療・福祉業界勤務を経て、大学・研究所で心理学調査研究に携わる。現在、MP人間科学研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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melon
14
ゆるく生きたい人は、何事にも本気にならない2015/07/07
ありんこ
7
ゆるく生きたいというのがどういうことなのかな。と思って読みました。ほどほどの収入で満足、心のエネルギーを使うことは疲れるしダルい。怒られたり失敗を経験していないから失敗することが怖いとのこと。子育てをしていると、ほめて育てる方式がいいのか、怒ったほうがいいのか悩みます。懸命に努力しなくてもいろいろな道や選択が用意されているし、その選択も自由になっているのも今の時代ですね。2014/03/14
Sugaya Masaki
4
言いたいことは分かるが、もう少し明確な根拠などが欲しかった。どの章も説得力があまり無い。2017/06/30
HedgeHogs
3
・役割崩壊・形態変化・直視、正視しない・逃避・新型うつ・遠回り2014/11/12
cybermiso
2
一部極端な例があったものの、全体的に今の若者の思考をとらえてるなーと思いました。世代間の相互理解って難しいなと思った。2013/09/04