内容説明
警察予備隊として出発した自衛隊の60余年に及ぶ歴史。「違憲」と揶揄された時代は過ぎ、90%超の好感度を持つに至った自衛隊に、第2次安倍政権誕生で国防軍化への道が拓けてきた。憲法9条、戦後教育、自衛隊法、防衛官僚、中国・アメリカ派…自衛隊の手足を縛り、自主防衛への道を塞いできた敵の正体を解き明かす。
目次
第1章 憲法9条と戦後教育―自衛隊を日陰者にしたのは誰だ?(自主防衛を目指すはずだった戦後日本;「マッカーサー三原則」の驚くべき内容 ほか)
第2章 自衛隊法と交戦規定―なぜ国防軍にしなければならないのか(GHQがつくった自衛隊;自衛隊を縛る交戦規定 ほか)
第3章 中国という敵―騒げば騒ぐほど自衛隊には好都合(GDP1%枠を撤廃して防衛力の強化を;レーダー照射事件と謝罪要求 ほか)
第4章 日本国内の敵―アメリカ派と自衛隊内局(東日本大震災が国民と自衛隊を近づけた;自民党左派に注意せよ ほか)
第5章 アメリカは自衛隊の敵か?―安保条約と自主防衛は共存できるか(アメリカは日本の親である;岸元総理が切り拓いた自主防衛への道 ほか)
著者等紹介
田母神俊雄[タモガミトシオ]
1948年福島県郡山市生まれ。67年、防衛大学電気工学科(第15期)入学。卒業後の71年、航空自衛隊入隊。地対空ミサイルの運用幹部として部隊勤務10年。統合幕僚学校長、航空総隊司令官などを経て、2007年、第29代航空幕僚長に就任。08年、民間の懸賞論文へ応募した作品が政府見解と異なるとされ幕僚長を更迭、同年11月3日付で定年退職となる。同年11月11日、参議院防衛委員会に参考人招致されたが、論文内容を否定するつもりはないことを改めて強調した。その後は執筆、講演活動を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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