内容説明
野球部でマネージャーをしながら、ボーカロイドで作った曲をネットで投稿するパルコ(前田晴子)は、ある野望を持っていた。それは、パルコの通う県立姫古川高校の体育祭「姫古祭」の応援合戦で「ボカロ曲」を使うこと。高校1年のある日、ボカロメーカーに勤める伯父から試作品ボーカロイド「CUL」の声優をさせてもらえることになる。突然のチャンスに大感激のパルコ。しかし、なかなか「CUL」の製品化が実現されないまま、高校3年の春大きな悲劇がパルコを襲う…。そんなパルコの気持ちをよそに、最後の「姫古祭」の季節がやってこようとしていた。姫古祭を舞台に、美少女ボカロPさゆりとパルコの戦いが幕を開ける。そこでパルコがとった行動とは―?ボーカロイドによって青春を繰り広げる高校生たちの、心が熱くなる感動ストーリー。
著者等紹介
北條俊正[ホウジョウトシマサ]
1974年10月29日生まれ。兵庫県出身。写真家&小説家&TVドラマディレクター。ボカロレボリューション製作委員会代表幹事。ボーカロイド楽曲制作者をはじめ、インターネットで活動するアーティストとの様々なコラボを展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そのぼん
19
『ボーカロイド』っていう言葉は聞いたことがありましたが、実際どんのものかしらなかったので、参考になりました。内容は青春ものって感じでした。2013/06/19
みぃ
4
ずーと前に読んだのですが、登録を忘れてました。お話は、良かったと思います。最後のシーンが好きです^^2013/08/03
真白うさぎ
4
「ボカロを知っていますか?」というタイトルにひかれて衝動買い。こんな青春小説だとは思わなかった。何気なく聞いているボカロ曲だけど、すごいものなんだなと思った。ボカロは本来は楽器なのだと初めて知った。ボカロは一つの文化。日本人ってすごいと思った。「ボカロを知ってる=オタク」って言う人も多いから、変な偏見を持った大人に読んでほしいなと思った。2012/05/31
ケイラ
3
友達に勧められ、すぐ読破しました。ボカロはオタクだけの物じゃなくて、色んな人に親しまれているんだよって事を訴えるかのように青春真っ盛りな物語でした。主人公が最初の方、ちょっぴり百合に走ってたのも可愛らしいと思える本です(笑)ボカロを偏見している全ての方に読んで貰いたいです。2012/12/09
クロル
3
ボカロ+青春ストーリーですね。主人公パルコが描く高校三年間の劇的な話なんですが、個人的には面白かったです( ´ ▽ ` )はじめあたり少し読みにくかったんですが、後半につれページが進みました。所々、映像化して見てみたいとこがあり映画化したら良いなと思いました。しかし…中一からボカロpって早過ぎではないですか?2012/08/05