廣済堂新書
顔がいい男はなぜ出世するのか―時代と権力とビジュアルの関係

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784331515426
  • NDC分類 367
  • Cコード C0295

内容説明

平安時代、江戸時代、そして、今。女性が発言権を持つ時代になると「顔がいい男」が台頭してくる。それは単純な顔立ちの美しさよりも、本人の意思によってつくられる身だしなみや振る舞いによって左右される。実際の「顔がいい男」の演出力・コミュニケーション力の例をもとに、社会で求められ、支持される「イケメン」力を探る。

目次

1章 「顔がいい男」はなぜ就職に有利なのか―企業が求めるコミュニケーション能力と容姿の関係(男子も容姿がいいほど就職に有利な時代;サイバーエージェント内定者の「容姿」 ほか)
2章 「顔がいい男」はなぜ政治家として成功するのか―藤原道長から田沼意次、小泉進次郎まで(美男しか出世できなかった平安時代;左大臣夫人は道長のどこを気に入ったのか ほか)
3章 「顔がいい男」はなぜ不況に強いのか―バブル崩壊と男性観の変容(戦争中は、イケメンは否定される;経済成長の時代も「男は中身」 ほか)
4章 「顔がいい男」は意識でつくられる―社会で求められ、支持される“容姿”のよさ(同世代の男子からも支持されるアイドルグループ『嵐』;「イケメンが怖い」という女も多い ほか)

著者等紹介

杉浦由美子[スギウラユミコ]
1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員を経て、ノンフィクションライターとなる。団塊ジュニア以降の女性の消費やライフスタイルを取材し、『婦人公論』『AERA』『読売ウイークリー』『週刊女性』などに寄稿。テレビ番組への出演、大学の公開講座での講師なども行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maimai

37
現在は就職の場で「顔」を重視して採用するする面接官が増えてきているみたいです。顔というのは顔立ちだけではなく身だしなみや振る舞い全てのことを指します。女性は美しく見られる為に朝早起きをして化粧をしますが、男性もその位の努力をした方がいいのでしょうか?イケメンは先天的なものより後天的な部分が大きい。イケてるメンズ目指して頑張りたいです。2016/07/27

もくたつ(目標達成)

4
衝撃的なタイトル。だけれども、単に「格好いい」男性を賛美しているわけではなかった。戦国時代のように、戦いに強い男性が台頭する時代には、男性の見た目は重視されない。しかし、女性が力を持つと、美しく好感度の高い男性が広く社会に受け入れられる。ただ、その好感度の高い外見というのは、顔立ちやスタイルだけではなくて、気配りや笑顔や感じの良さなど、社会的に受け入れられやすい外見だということ。社会性の高い人間は、人に好感を持たれる身なりや振る舞いをするという言葉が印象的だった。2015/08/30

ゴメス

0
眉毛を整えファッションセンスがよい人は、誰に対しても笑顔で愛想よく気配りできるような社会性があることが多いという話。小泉進次郎の兄弟の話でちょっと好きになった。2022/12/02

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