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坂本龍一×東京新聞―脱原発とメディアを考える

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784808309961
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

内容説明

“坂本教授”と記者が討論した!「原発の今」や「心を開く伝え方」…村上龍、内田樹、國分功一郎、津田大介、堀潤各氏によるメディアへの提言も収録!

目次

第1章 坂本龍一さんと記者の「白熱討論」(坂本さんが、やってきた;「左翼」とくくられない工夫を ほか)
第2章 「伝える」を深める(深刻な問題をしかめっ面で言われると、人は心を閉ざす;「正しいことを言ってるんだから聞けよ」という言い方ではダメ ほか)
第3章 「白熱討論」をするまでと、それから(紙面刷新検討チームの結成;「ダメもと」の交渉 ほか)
第4章 「メディアに求めるもの」5人の提言(格差を伴う多様性に対応を(村上龍(作家))
自らの発するノイズに気づけ(内田樹(思想家)) ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこしま

29
「正しいことを言ってるんだから聞けよ」という言い方ではダメ◆坂本教授とは同じ方向に向いていますが、今の自分が欠けてる点を突かれました。それは先日、大変参考になった井上ひさし氏の『むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく』でして。◆今さら原発自体の問題点を書いてもあまり意味はなく。教授と共通しているのは、Twitterという狭い場所にいても、既にそこにいる人は同じことを考え、知識もあること。そして情報を知らない人に対してどうリーチしていくか。◆希望する未来に向けて、そこから逆に今の行動を決める。2015/03/14

壱萬弐仟縁

25
坂本さんのストップ・ロッカショ活動(24頁~)。再生されたMOX燃料を原発で再利用(プルサーマル発電)した後の使用済みMOX燃料は別の放射性物質を生む。新たな工場が必要だが具体策なし(29-30頁)。デモの主体は福島の高齢者たちで参加しやすい仕組みを指摘される(39頁)。共感。廃炉の道が開けるのは、放射能漏れが止まり、核燃料を完全に水没できてからのこと(72頁)。後始末に道筋を。再処理せず直接処分する選択肢を含めた議論が必要(95頁)。2015/01/31

おさむ

22
本編より末尾の5人のメディアへの提言が焦眉だった。「あらゆる領域で生じる格差を伴った多様性への対応」「メディア自らから漏れ出てくるノイズの自覚」「言論の自由を妨げるのは下からの忖度」「公共性と商業性の矛盾に向き合う」「パブリックアクセスという考え方」2015/03/10

冬佳彰

12
東京新聞が坂本龍一さんをお呼びして討論会を行った、その様子を書籍化したもの。サブタイトルにあるように、脱原発、メディアの役割といったところ。政治的(自分の生きる環境の話なのにね)発言を控えようとする傾向がある本邦のアーティストの中では前面に立っている感はあるなあ。脱原発やメディアに関しては、本当にその通りなんで、言うことなし。「あれ?今、どーなってたっけ?再処理工場って」と、ググってみると、資源エネルギー庁のサイトとか、「できることを前提」に語っているだけで、現在の状況に無茶たどりつきにくい。わざとか?2022/07/13

Mao

9
東京新聞、今までもこれからも、応援します2014/12/26

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