Ｗうつ

萩原 流行/萩原 まゆ美【著】

廣済堂出版（2009/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 230p／高さ 19cm
• 商品コード 9784331513903
• NDC分類 916
• Cコード C0076

内容説明

うつが、ふたりを本当の夫婦にした。ふたりで、うつ病になった萩原流行夫妻の軌跡。

目次

第１章　妻の発病（ごめんね、君の苦しみに気づかなくて；完璧な主婦になろうとしたけれど…）
第２章　夫の発病（うつ病ってこんなに辛かったんだ！；うつ病になって、夫はやさしくなった）
第３章　生い立ち、出会い、そして結婚（家庭の温もりを知らずに育った；夫の才能を伸ばし、人間性を育てよう）
第４章　うつと上手につき合っていく生活（妻と猫と薬に救われた；身近な人の支えがいちばんの薬）
第５章　お互いを思いやる暮らし（まゆ美さんはこの世で唯一の理解者；うつ病には人のやさしさが最良の薬）

著者等紹介

萩原流行［ハギワラナガレ］
１９５３年４月８日東京生まれ。世田谷学園高校卒業後、劇団「ザ・スーパーカムパニイ」に所属。’７３年初舞台。つかこうへい事務所を経て、’８３年フリーに。以後活動の場を舞台、ＴＶ、映画等と拡げ、現在に至る

萩原まゆ美［ハギワラマユミ］
１９５２年１２月２５日東京生まれ。杉並児童合唱団でソリストを務め、テレビや舞台で活躍。宝仙学園短期大学卒業後、劇団「ザ・スーパーカムパニイ」に所属。女優として１０年間在籍後、退団し現在に至る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[れお]

優しい気持ちで毎日暮らしていても、相手の病気に気付かない。2人で鬱になるなんて、大変やったやろなぁ。飼い猫が2人の間のクッションになってくれたらしいが、動物に癒される事はやっぱりあるんだと思う。いつまでも仲良くしてほしい。

2014/06/04

[johnta_rou]

｢死ぬときは、死ぬがよろしく候｣流行さんが亡くなったのが今年の4月22日。図書館に所蔵があったので貸りました。妻のまゆ美さん(通称ﾏﾒ)のうつ発症のち流行さんも発症し、助け合って生きる夫婦の2009年現在と過去。ご本人も仰っているけど、病因は完全に流行さん；妻の前で浮気相手からの電話に出るとか｢必要ない｣とか、本当ｻｲﾃｰ。でも2人の絆が困難を乗り越えたことで深まったことは事実。全体的に、流行さんが大まかな話をして、まゆ美さんが不足分を補う印象。まゆ美さんどうしてるかな。心配。

2015/06/18

[ゆうゆう]

なんだかんだいって、オシドリ夫婦だったように見えますよ。my　better　half。大切な大切な相方で、自分の半身だったことでしょう。お互いを支えあって生きてきた、同じ病と、うつと付き合って、折り合いをつけて、生活や仕事をしてきた戦友でもあったのでしょう。流行さんが、亡くなって、あまりにも突然だったので驚いた。力落とされませんように。

2015/08/08

[みけ]

なにより、最後の二人のツーショット写真が幸せそうで。

2014/11/30

[mi_ana_yam]

「死ぬときは、死ぬがよろしく候」-良寛禅師- 思いやりって、簡単じゃないですよね。

2011/08/16