内容説明
絵を描くとき、形をうまく捉えられず「おかしな絵」「あり得ない絵」になりがちです。そんなときに役に立つのがパース(遠近法)の知識。本書では、まず四角い箱をベースにパースの基本をおさえ、次に「箱が二つ重なったら?」「二つの箱の角度が違っていたら?」など徐々にレベルを上げながらさまざまなシーンを楽しく描いていきます。イラスト・漫画・風景画など、街中の様子を描きたい人に必読の一冊です。
目次
1章 パースの基本をマスター(パースのQ&A;アイレベル ほか)
2章 パースの応用テクニック(いろいろな形を描く;分割 ほか)
3章 パース使いこなし術(見る位置を変える;寸法合わせ「物・人」 ほか)
4章 描いてみよう(電車と橋の見え器る風景;都心のビルと怪獣 ほか)
著者等紹介
椎名見早子[シイナミサコ]
1987年「花とゆめ」(白泉社)から漫画家としてデビュー。その後「ボニータ」(秋田書店)「小六チャレンジ」(ベネッセコーポレーション)等で漫画を描く傍ら、93年から千代田工科芸術専門学校・漫画科で講師を始める。10年以上の講師生活で作った講議プリントや学生から受けた質問の中から、パースの必要性を実感。絵を描きたい学生のために、簡単でわかりやすいパースの理論を研究中。現在はアミューズメントメディア総合学院・マンガ学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すし
2
パースについての描き方のレクチャーをしてくれる本です。街の景色や並木道など、日常の遠近感のある絵を描こうとして、パースの知識がなかったため自分で描こうとして上手く書けず、この本を買いました。 そういった現実の遠近感のある絵は基本的には一点透視図、二点透視図の箱をベースにそれを応用して描くことができると分かりました。基本をきっちりとマスターしてパースを便利な道具として使いこなしていきたいと思います。2020/02/11
大戸屋おじさん
2
『初めて学ぶ遠近法』がパースの教科書だとすると、これは受験用に特化した参考書の様なもので、パースを"使う"ことに重きを置いている本。パースに関する説明は導入でしかなく、パースに関する頻出のテクニックがメイン。パースの使用例も多く、レイアウトも見やすい。中学校の図書館にこんな本があれば最高だった。ただ、この本の中身を全て鵜呑みにするのは危ないらしい(伝聞)。2015/11/24
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2
1、2を横に置いて迷った時に開いてます。基本的な事が押さえてあってわかりやすい。2014/11/02
てこ
1
パースはいまいち理解できていなかったので、基礎固めとして読みました。分かりやすくて良い。今の段階では目を通しただけなので、これからは絵を描くときにそばに置いて逐一見直していくつもりです。2017/09/22
fusameter
1
ある程度技法はわかったしわからなかった。しっかり読んで何回も描けば学べそう。地平線=アイレベルを理解しようとすると混乱しそう。 pp. 20 アイレベル2017/04/22