内容説明
大本営発表は、史実とこんなに違っていた。歴史的事実が新聞形式でありありとわかる、当時の新聞キリヌキと比較しながら読める。
目次
序章 太平洋戦争前夜
第1章 日本の快進撃
第2章 南太平洋の死闘
第3章 果てしなき消耗戦
第4章 悪化する戦局
第5章 本土決戦の危機
第6章 戦争終結へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星辺気楽
1
偏向のない史実に基づいた記事は、嘘八百の話よりも面白い。2016/09/08
がんぞ
1
米国は三国同盟に不快感を示し(通商協定破棄)、仏印進駐を機に敵対行動明示(資産封鎖、石油など戦略物資禁輸)。が、植民地も本国も守れなかったフランスに宗主国の資格はないし、前年当選したルーズベルトは欧州戦線に参戦することさえ消極的で前年「あなたちの息子を戦場に送らない」と公約してた。昭和16年5月の選挙は投票率も高く、大政翼賛会が支持され非撤退方針が継続された。満州への投資を思うと、point of no-returnを過ぎていた。日米開戦を避けるには「英国相手に宣戦し大勝する」以外になかったのではないか?2015/10/21