内容説明
「ごめんね、タロウ。本当に、ごめんね。」飼い主に捨てられ実験動物として使われた犬、タロウ。それでもひたむきに生きる姿に思わず涙が溢れてくる―。心に優しい風をふきこんでくれる感動のノンフィクション。
目次
第１章 かどかみ家にやってきた「不運な犬」（犬の住む家；捨てられた犬；運命の悪戯にもてあそばれたタロウ；心に残った傷を抱えて）
第２章 実験犬タロウと過ごした日々（突然、我が家にやってきた大型犬；なにも話してくれない犬；タロウの観察；タロウがおびえている；タロウの住む小屋；これで我が家の一員に；初めて聞くタロウの声；走れなくなったタロウ；あぁ、後ろ脚が動かない；終焉）
第３章 犬が人に与えてくれるもの
著者等紹介
かどかみむつこ［カドカミムツコ］
１９４７年生まれ。小学校５年生の担任だった谷川先生より学んだのが「詩」との初めての出会いとなる。以降、その面白さに魅せられ、折にふれ「詩」を綴り現在に至る。白梅短期大学で幼児教育を学び、卒業後、保育士の仕事に就くが、出産・育児のために断念。１９８１年７月、詩集『露玉』を自費出版。１９８１年秋、市民大学講座「詩の世界」（講師：故高田敏子先生）終了後、自主グループ「花かいどう」を有志で発足。年に一度、グループ詩集『斜塔』を発行
中村靖［ナカムラヤスシ］
１９５８年函館市生まれ。出版社勤務時代に週刊誌の編集に携わり、その後独立。音楽関連ムックの編集長等を経たあと、編集業の一方で、執筆活動を開始。著述では人間ドキュメントと初心者のための音楽に力を入れ、著書に『開いた瞬間！すぐ弾ける「大人のピアノ」』（広済堂出版）、『間違っていませんか？あなたの保育園選び』（自由現代社）、『僕にもリコーダーが吹けた』（シンコー・ミュージック）等がある。インターネット上の音楽教室『ピアノを習おう．ｃｏｍ』を主宰
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