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内容説明
「フセインと緊密に協力した人物で、その後も生き延びて内幕を書ける者は、わたし以外にだれもいない」フセインのもとで20余年間、核兵器開発を手がけた核物理学者は、アメリカ政府にあの男の恐るべき極秘計画を打ち明けた!その全貌がいま、白日のもとに!あの金正日をも上回る、恐るべきフセインの素顔、そして決死のイラク脱出記。
目次
ついに来た「その日」
後ろ髪を引かれる帰国
十五歳の少女を娶る
サダム・フセインとの会話
「金色の檻」のなかの生活
「殺し屋」の夜
爆撃された原子炉
英米両国へのスパイ旅行
血も涙もない独裁者
クルド人への神経ガス攻撃
原爆作りの機材調達
多国籍軍の空爆にさらされて
国連査察をめぐる虚々実々
孤立無援の逃避行
「ようこそ、ハムザ博士」
そしてサダムは残った
イラク原爆開発の舞台裏
著者等紹介
ハムザ,ハディル[ハムザ,ハディル][Hamza,Khidhir]
1939年、イラク南部のディワニヤ生まれ。アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)に留学して核物理学を学ぶ。フロリダ州立大学で博士号を取得。1970年、サダムに請われてイラクに帰国し、原爆の開発に取り組む。イラク原子力庁で要職に就くが、1994年に単身で亡命。リビア、ハンガリーを経てアメリカに定住し、家族と合流
仙名紀[センナオサム]
1936年、東京生まれ。上智大学卒。朝日新聞社で、主として雑誌編集にたずさわる。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。