内容説明
肝臓は「沈黙の臓器」といわれるように、肝臓に実際異常があってもなかなか自覚症状がでにくく、知らないうちに肝臓病になっていたということがよくあります。肝臓病のそういった特徴から、集団検診や人間ドック、あるいは献血などでたまたま肝臓害が発見され、病院で診てもらって初めて「慢性肝炎」と診断されるという例がほとんどです。これまで慢性肝炎は治らない病気とされてきましたが、いまでは治るといってもよいほどの目覚ましい治療法の進歩を遂げています。本書で、いま医療現場で実際に行われている治療について、できるだけ分かりやすく、できるだけ具体的データや臨床例を挙げて詳述いたしました。
目次
第1章 肝臓病にはどんな種類があるのか
第2章 肝臓のさまざまな検査法
第3章 ウイルス肝炎とはどんな病気なのか
第4章 これだけあるウイルス肝炎の治療法
第5章 最新ウイルス肝炎の診断と治療法
第6章 肝硬変・肝がんの最新治療の実際