ボクはファミコンが欲しかったのに

電子版価格
¥1,120
  • 電子版あり

ボクはファミコンが欲しかったのに

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784331059647
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

マサミチは、団地に住む小学生。学校では目立たない少年だけれど、クラスのみんながハマってるファミコンに、やっぱり夢中。友だちの家だけじゃなくって、自分ちのテレビでファミコンをやりたい…でも、親にはなかなか言いだせない。そんなある日、お母さんがこっそりゲーム機を手に入れようとしているのを知るのだけれど―ファミコンをめぐる、「昭和な」ボクらの、純情物語。

著者等紹介

岐部昌幸[キベマサユキ]
1977年生まれ。群馬県出身。群馬大学社会情報学部卒。放送作家。映画「なくもんか」の劇中漫才脚本なども手がける。『ボクはファミコンが欲しかったのに』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むぎじる

37
群馬県に住む小学生マサミチの日常をつづった物語。題名通り、「ファミコン世代」には、懐かしネタ満載のあるある&ノスタルジック感が満載。それは掛け値なしに笑えた。その一方でとても印象深かったのは、親とマサミチの距離感の近さだった。親は、背伸びせず身の丈に合った生活をしている。それを子供たちに見せ、現状を把握させている。だから子供も、「だめなものはだめ」としっかり理解し、それ以上を求めないように工夫して遊んでいる。一時の激情で感情を爆発させても、自分が悪かったことは分かっている。純情でかわいらしい小説。2014/09/13

ゆん

28
ゲームセンターCXの構成作家岐部先生の初小説。 当番組ファンなのでという理由のみで購入したけど面白かった! ファミコンを持ってる事が子供のステータスという時代で、ファミコンが欲しくても買ってもらえず、安いセガのゲームを買い与えられたマサミチ少年の子供らしい小さな事件簿の数々など、昭和60年代くらいの小学生の生活がリアルに描かれている。 ゲームに友情、恋と小学生でも大忙しだった子供時代を思い出します!2018/11/09

ルート

18
とても良かった。僕の小学校時代は、スーファミのカセットやゲームボーイと通信ケーブルを持ち寄る時代だった。高学年の時には持ち寄るものがPSのメモリーカードに変わった。それでもこの作品に描かれている、誰かの家に集まってゲームするシーンや、ゲームソフトを「かしっこ」するシーンは似たような温度で思い出される。今の子どもたちはソフトの貸し借りって殆ど無いだろうな。順番待ちしてゲームすることも少ないだろう。彼らには彼らなりのノスタルジーがこれから訪れるのだろう。僕は僕で、遊んでくれる友達に恵まれて良かった。2018/11/19

ハタ

14
ゲームセンターCX構成作家岐部くんの書いた小説本。とても読みやすく懐かしい気持ちになりました。ファミコンのチラシばかり見ていたり、ゲームは一日一時間だったり、買ってもらったソフトを帰り道大切に持っていたり、好きな女の子となんとかゲームソフトを通じて話そうとしたり、、いやあ、皆通った道だったんですね。ちなみに我が家は任天堂一択でした。 もしセガと出会ってたら、今がなにか変わっていたかもしれないなあと感傷的になってしまいます。2015/05/05

浅見ヨシヒロ

13
終始ノスタルジーな気分で読み続けられた。 生まれた場所は違えど、男子小学生なんてみんな似たようなもんなんだなと途中で可笑しくなった。 社会人になった今では、自分の給料で好きな物を好きな時に、それこそ好きなだけ(予算の範囲内で)買えるけれども、なかなか親にファミコンを買ってもらえなかった当時のなんとも言えない気分を、もう一度味わいたくなってしまった。2015/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7877285
  • ご注意事項

最近チェックした商品