内容説明
天正一〇年、明智軍の襲撃により本能寺は炎上し、信長は討たれたと思われたが、生死は不明のままだった。しかし、歴史の表に現われない異形の者たちが戦乱の世を見ていた。中国から渡ってきたといわれる九尾狐は人間に化身し、鬼の呪いが掛かっている兵法書の行方を追っていた。それを活用した者が天下を取れるといわれているのだ。また、各地の修験者、七変化を見せる傀儡子なども有力大名、武将の裏で覇権を握るための戦いを繰り広げていた。次に天下を治めるものは誰か。いったん歴史の表舞台から姿を消した信長の行方は。
著者等紹介
馬場祥弘[ババヨシヒロ]
1944年大阪生まれ。関西学院大学卒。上京して広告代理店に勤め、CFディレクターとして活躍。退社後、放送作家、DJ、作詞家など多才ぶりを発揮。シミュレーション作品は70冊を超える
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。