内容説明
一九四二年九月。大日本帝国最大の内乱が勃発した。第一次大戦後、戦勝国の利権として欧州諸国の植民地であった亜細亜各地の国を任地統治領として譲り受けた大日本帝国は、その豊富な資源を元に急速に経済成長を成し遂げていた。だが、安寧の日々はインドネシア軍総督・神原歴彦のクーデターによって突然打ち砕かれた。反乱軍はパラオ、トラック基地を攻め落とすや、フィリピンを橋頭堡にして南シナ海を北上、台湾へと肉薄してくる。これに対し帝国軍は、急遽竣工した空母「信濃」を柱島から出撃させ、陣営を整えた両軍はルソン海峡にて大激突する!新・架空戦記ノベル。
著者等紹介
原田治[ハラダオサム]
愛知県生まれ。大学卒業後、編集者を経て執筆活動を始める。「ミッドウェイ陥落セリ」(コスミックインターナショナル)で戦記作家としてデビューを飾る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。