内容説明
昭和十四年、勃発してから一年半が経過していた支那事変を、時の首相宇垣一成は、陸軍次官となり軍政の道を歩み始めた永田鉄山らと共に終結させようとしていた。一方、日本軍は、昭和六年の満州事変以来、陸海の軍を進め、中国各地を占領し、南シナ海に浮かぶ海南島の完全制圧から、西沙諸島、新南群島の占有権をとなえていた。これにより、南方に植民地をおく欧米列強は日本に対して同島からの撤退を要求してきた。やがて、太平洋の危懼をいだく米国の最後通告に対して日本は。壮大なスケールで描く長篇架空戦史浪漫。
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