内容説明
ジャパユキとなっていたオリビア・キハノが北海道の山中で焼死体で発見された。フィリピンの裏社会に君臨する神谷昭次はオリビアの確認に旭川へ向かうが、雪山で二発の銃弾の洗礼を受け、また、オリビア捜索の一カ月間に行く先々で地元の暴力団につけ狙われていたのだった。杳として行方の知れぬオリビアの足取りを追って旭川から網走へと向かうが、そこでも神谷は二人の暗殺者に襲われてしまう。九死に一生を得、狙われる理由が分からぬままフィリピンへ戻った神谷だったが、日本の企業戦士が企む恐るべき巨悪と組織の罠が待ち受けていた…。