絶滅へむかう鳥たち―絡まり合う生命と喪失の物語

個数:

絶滅へむかう鳥たち―絡まり合う生命と喪失の物語

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月26日 15時48分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791775330
  • NDC分類 488
  • Cコード C0010

出版社内容情報

一つの種が絶滅するとはどういうことか。ダナ・ハラウェイ氏、マーク・ベコフ氏推薦。
絶滅とはある特定の種の最後の一個体が死ぬことを意味するのではない。絶滅はそのはるか前からなだらかに、しかし着実にはじまっているのだ。絶滅の過程にいる種と人間はいかなる関係が結べるのか。消えゆく種に配慮するとはどういうことか。絶滅の過程で人間が負いうる義務とは何か。すでに多くのことが語られてきた絶滅をめぐる問題を、絶滅にむかう五種の鳥たちの生から問い直す。解説・近藤祉秋

内容説明

絶滅とはある特定の種の最後の一個体が死ぬことを意味するのではない。絶滅はそのはるか前からなだらかに、しかし着実にはじまっているのだ。絶滅の過程にいる種と人間はいかなる関係を結べるのか。消えゆく種に配慮するとはどういうことか。絶滅の過程で人間が負いうる義務とは何か。すでに多くのことが語られてきた絶滅をめぐる問題を、絶滅へむかう五種の鳥たちの生から問い直す。

目次

はじめに 「絶滅の縁」でいきいきと物語を語ること
第1章 アホウドリの巣立ち―空の飛び方と無駄にされた世代
第2章 旋回するハゲワシ―「絶滅のなだらかな縁」における生と死
第3章 都会のペンギンたち―失われた場所の物語
第4章 ツルを育てる―飼育下生活の暴力的‐ケア
第5章 死を悼むカラス―共有された世界における悲嘆
エピローグ 物語の必要性

著者等紹介

ヴァン・ドゥーレン,トム[ヴァンドゥーレン,トム] [van Dooren,Thom]
1980年生まれ。シドニー大学人文学部准教授。環境哲学者。とりわけ、種の絶滅や絶滅の危機に瀕している種と人間の絡まり合いの中で生じる哲学的、倫理的、文化的、政治的問題に焦点を当てて研究をしている。エリザベス・デローリー、デボラ・バード・ローズと共に学術誌Environmental Humanities(Duke University Press)の創刊と編集に携わっている

西尾義人[ニシオヨシヒト]
1973年東京生まれ。翻訳者。国際基督教大学教養学部語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2023/05/21

ハル

1
種の絶滅を最後の個体の死ととらえるのではなく、いままでその種が繋げてきた生き物としての生態や食物連鎖、環境での役割が失われることとしてとらえるというアプローチは面白い。章によっては、結局何を言いたいのかの趣旨が散らかってるものもあるけれど、どの例も興味深かった。特にアメリカハクチョウの章で語られるケアと暴力の結びつき、アメリカハクチョウの保護繁殖プログラムの周囲で巻き込まれ、自然の生態を奪われる他の鳥たち(あるいは人間も)の話はとても考えさせられた。2023/05/01

志村真幸

0
 ミッドウェーのアホウドリ、インドのハゲワシ、オーストラリアのコガタペンギン、アメリカシロヅル、ハワイガラスの5種をとりあげ、その絶滅に瀕している実態を紹介するとともに、人文科学的な思索を試みた内容となっている。  たとえば、ハワイガラスの章では、動物が仲間の死を認識できるのか。ハゲワシの場合には、家畜への投薬が死肉をあさるハゲワシを殺してしまうことで、鳥葬という死体処理そのものが大きく変容しつつある。  アイデアとしてはおもしろいが、いささか疑問が残る。2023/06/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20538085
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品