内容説明
恋人の大高弘明と旅行中だった田原千代子が、北海道の旭岳山中から死体で発見された。無残なヒグマの爪痕が残された遺体だったが、道警本部の筑前刑事はその死に不審を抱き、同僚の殿岡と捜査に乗り出す。しかし、旭岳周辺からは死因を解く手がかりは何も得られなかった。そんな折、4年前にも大高の元恋人の小宮山圭子が北アルプスで行方不明になっており、しかも圭子が消息を絶った山に千代子が単独で登り、何かを撮影していたことが判明する。彼女の写真に収められた風景には何が写っているのか!?やがて筑前の前に姿を現わす驚くべき真相とは?
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