内容説明
国鉄からJRへ。分割民営化の大きな変革の中で繰り広げられた、鉄道マン達のドラマ。当時の本社列車課長である著者が、詳細なデータを基に国鉄最後のダイヤ改正をヒューマンタッチで再現する。
目次
第1章 「日本はヨーロッパ大陸か」(国際列車、国境駅の実情調査;路線分割案の検討;国鉄独自案作成チームの発足;現実に直面した分割の道すじ)
第2章 国鉄最後のダイヤ改正(明日が見えるダイヤの作成;ダイヤ改正の構想と実際;初めての新幹線スピードアップ;ダイヤ改正 産みの苦しみ;最後のタイヤ改正の基本原則;姿が見えた新会社のダイヤ;最後のダイヤ改正会議;混乱の中で実施したダイヤ改正)
第3章 ダイヤ改正から新会社スタートまで(分割民営より先行した指令権の分割;輸送に関する会社間協定等の作成;日常の運行管理業務にも必要な会社間協定)
第4章 新会社最初のダイヤ改正(分割民営化後のダイヤ改正はどうなる;最初のダイヤ改正がまとまる)
著者等紹介
進士友貞[シンジトモサダ]
1940年生まれ。1963年東京工業大学理工学部卒。日本国有鉄道入社。新幹線総局運転車両部管理課長。大阪鉄道管理局運転部長。経営計画室計画主幹。運転局列車課長。当時国鉄最後の「昭和61年11月1日ダイヤ改正」を担当。1987年東海旅客鉄道発足と同時に、取締役鉄道事業本部運輸部長に就任。その後、常務取締役安全対策部長、専務取締役技術本部長を歴任。1996年300X試験車で時速443キロの新幹線国内最高速度記録を達成。1999年新幹線メンテナンス東海、代表取締役社長。現在、ジェイアール東海エージェンシー監査役、日本鉄道技術協会顧問、「総合安全調査研究会」座長。シナリオ・センター会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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joyfuton
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