内容説明
交通法規の本来あるべき姿を総合的な立場から探求した、立法論的視野からのアプローチ。前著『運輸法制通則の研究』が、違った視点から見直されている。
目次
第1編 総論(交通法制の意義及び内容;交通法制と国家の体制 ほか)
第2編 交通事業法制(交通に関する事業の種類及び法制;交通事業による普遍的な交通手段の確保の意義 ほか)
第3編 交通従事者に関する法制(交通従事者の職務に関する法制;交通従事者の資格に関する法制)
第4編 交通の施設に関する法制(交通の施設に関する規制の態様;固定的施設に関する法制 ほか)
第5編 持続可能な交通社会の形成(安全の確保に関する法制;環境の保全に関する法制 ほか)
著者等紹介
山口真弘[ヤマグチマサヒロ]
大正3年東京市生まれ。昭和18年東北帝国大学法文学部法科卒業、直ちに鉄道省入省(内閣法制局関係)。昭和23年から7年余、内閣法制局(当初は法務庁、後に法務府、内閣法制局)において、法制局参事官又は法制意見参事官として、新憲法下の夥しい法令の立案審議に当たった。運輸省において、福岡陸運局長、東京陸運局長、鉄道監督局民営鉄道部長、国有鉄道部長、鉄道監督局長、航空事故調査委員会委員等を務めた。国鉄監査委員会委員、日本鉄道電気技術協会会長、自動車事故対策センター理事長、航空保安協会理事長、航空医学研究センター理事長、鉄道弘済会評議員等を務めた。昭和63年に成田空港高速鉄道株式会社を創設し、社長就任。爾後、相談役、名誉顧問を務める。昭和51年に運輸大臣から交通文化賞を受賞。昭和61年に勲二等瑞宝章を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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