出版社内容情報
近年、日本と台湾の鉄道会社の提携が盛んとなっていますが、その根底には日本が台湾を統治していた100年以上前から脈々と受け継がれた歴史が流れています。同じ機関車や外観の似た駅舎など様々な接点から提携・交流が進みますが、その接点自体がかつての関係に由来しており、そのような点から日本と台湾の鉄道の関わりの歴史について探求します。日本と台湾の鉄道史とあわせ、現代の日台鉄道交流を感じることができる1冊です。
結解喜幸[ケッケヨシユキ]
著・文・その他
内容説明
日本統治時代の鉄道建築物や構造物が数多く現存し、現在の日本以上に日本の明治~昭和時代の趣を残す台湾。近年、国内と同じ機関車を使用していることや外観の似た駅舎などの接点から、台湾と日本の鉄道会社の提携・交流が活発化している。その根底には、100年以上前から脈々と受け継がれた日台間のつながりがあり、その歴史を考察しながら、現在盛んに行われるようになった日本と台湾の鉄道交流について記していく。
目次
第1章 台湾の鉄道のはじまりは日本との歴史から(台湾鉄道のはじまり;日本統治時代の縦貫鉄道の建設 ほか)
第2章 台湾の鉄道との百年の歴史(日台鉄道交流の先駆けとなった大井川鐵道;観光鉄道化が共通点となった黒部峡谷鉄道 ほか)
第3章 日台鉄道の結びつきの深化(台湾北部と南部の2路線で観光提携した江ノ島電鉄;台湾人の忘れ物が提携に発展した山陽電気鉄道 ほか)
第4章 日本と台湾の交流が活性化(地方鉄道のインバウンド施策が実った由利高原鉄道;ローカル線の活性化が海外へと飛躍したいすみ鉄道 ほか)
第5章 日台鉄道交流の展望(乗車券交換で相互の観光客誘致を推進;日台縦断!鉄道スタンプラリーを実施 ほか)
著者等紹介
結解喜幸[ケッケヨシユキ]
1953年、東京生まれ。出版社勤務の後、旅行写真作家として国内・海外の取材を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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