内容説明
本書は、走行する列車を加振源として線路構造物や架線などの長大なインフラに与える振動や波動の問題を取り上げ、できるだけ単純なモデル化を行うことによって複雑な現象の本質に迫ることをコンセプトとした好著である。
目次
波動と振動に関する基本用語
波動の計測
鉄道の加振源の特徴
周期構造物内での波動の挙動
径間構造物の挙動
列車限界速度と波動速度の関係
波動の干渉
多層構造を伝播する波動の特徴
編成列車を伝播する波動について
著者等紹介
真鍋克士[マナベカツシ]
工学博士。1945年3月5日生まれ。1967年3月、東京工業大学理工学部応用物理学科卒業。1967年4月、日本国有鉄道入社。1968年4月から、鉄道技術研究所および財団法人鉄道総合技術研究所において架線・パンタグラフの運動解析、新幹線騒音対策等の技術開発に従事。2000年4月、財団法人鉄道総合技術研究所研究開発推進室主管研究員
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