目次
はじめに レストラン列車の予約
“鉄道ごはん”列車体験記
第1章 王道の“鉄道ごはん”列車
第2章 お気軽“鉄道ごはん”
第3章 東西駅弁20傑
第4章 せめて雰囲気だけでも!?
第5章 食堂車の歴史
著者等紹介
結解喜幸[ケッケヨシユキ]
1953(昭和28)年東京都生まれ。出版社勤務を経て、フリーランスの旅行写真作家となる。自他共に認める“呑み鉄”。鉄道をはじめ航空機まで、すべての乗り物に乗って楽しむことをライフワークとしている。旅行雑誌や鉄道雑誌への寄稿も多数
池口英司[イケグチエイジ]
1956(昭和31)年東京都生まれ。出版社勤務を経て、フリーランスの鉄道ジャーナリスト兼カメラマンとなる。鉄道模型や旅行についても執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
7
安直な編集姿勢からは遠く隔たった一冊。とにかく文字量が多い。まず冒頭の「“鉄道ごはん”列車体験記」では「伊予灘ものがたり」の体験談が実に雄弁に綴られている。書いたのは旅行写真作家の結解喜幸氏とのことだが、彼の楽しげな様子が心地よい。その後も、グランクラス、おでんしゃなど魅力的な鉄道ごはんが紹介される。たんに眺めて楽しいだけではなく、実際にどれに乗ろうかと考えるためのガイドブックとして便利に使える。後半も駅弁や鉄道気分が味わえるごはん処の紹介、食堂車の歴史解説など抜かりはない。実に濃い内容だった。2017/06/06
はぴた(半分お休み中)
7
去年行った四国で乗りたかったけれど時間が合わず諦めた「伊予灘ものがたり」の写真が目について、図書館で借りた。他の鉄道も美しい写真とともに紹介されている。列車での食事って今やこんなことになっているんだと驚く。食事もさることながら、各電車のおもてなしの工夫や一生懸命さが伝わってきて、すごく乗ってみたくなる。2016/06/05
そうさん
6
さらっと読んだ。いつか乗ってみたいなぁ。2020/02/01
ラムネ
4
せっかくの晴天を無為に過ごした罰なのか、帰り道、雨に打たれる。蒸し暑い一日は身体にくる。晴れぬのは心か天気か、せめて心と目だけでも。 日々、目的地に到着しては用事を済まし、とんぼ返りの日々を送るだけに、ただ電車の中で過ごす旅に心癒される。いいなあ、こんな風にのんびりしたい。鞄からパソコンを出してメールをチェックするなんて、無粋なことにテーブルを使わず、ご馳走を机いっぱいに並べたい。電車の揺れに任せて、酒に溺れるのもいい。流れる景色を肴に、僕らが生きる大地を噛み締めたい。 夏になったら、今度は実際に!2016/05/06
おおきなかぶ
3
乗ってみたいと思ったのは、しなの鉄道「ろくもん」と、JR四国「伊予灘ものがたり」。前者は、まず車両デザインが素晴らしく格好良く、食事も信州の幸と、お酒を一緒に楽しめそうです。真田丸ファンにとって、堪りません。後者は何より、伊予灘の風景に見惚れてしまいました。その瀬戸内海のブルーに車両の茜色と黄金色が映えること。食事も朝食の野菜がたっぷりのサラダを始め、どれもが美味しそう。他にも、肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」が大変、魅力的でした。とても楽しめる一冊。2018/04/28