出版社内容情報
新幹線の開業効果を最大限活かすためには何が必要なのかを、東北、九州など既存の新幹線の事例も交えて分かりやすく解説します。
「2015年3月14日、待望の北陸新幹線長野~金沢間が延伸開業しました。利用状況は、最初の繁忙期となったゴールデンウィーク期間は高崎~軽井沢間の輸送人員が前年比206%と倍増するなど、好調に推移しています。
新たに新幹線沿線地域となった石川・富山両県の各自治体では、新幹線の開業効果を最大限に活かし、産業・観光の活性化、交流人口の拡大を図るべく、さまざまな施策を展開しています。本書は、そのような沿線自治体の取り組みやこれまでの成果など、最新の事例を紹介するとともに、新幹線の開業効果を最大限に活かすためには何が必要なのかを、東北、九州など既存の新幹線の事例も交えて分かりやすく解説します。
(章構成)
第1章 悲願の開業 ― 新幹線は北陸へ
第2章 北陸新幹線開業のインパクト
第3章 これまでの新幹線は何をもたらしたか
第4章 北陸新幹線沿線が発展するには
第5章 北陸新幹線各駅の発展の方向性
第6章 インバウンドへの取り組み
【著者紹介】
一般財団法人北陸経済研究所調査研究部主任研究員。昭和39(1964)年、福井県生まれ。大阪府立大学経済学部卒業後、北陸銀行に入行。北陸や首都圏の各所にて融資業務や調査業務に携わる。民間企業等への出向も経験し、平成24(2012)年より現職。中小企業診断士<商業>登録。ITコーディネータ登録。平成25(2013)年、地方シンクタンク協議会第1回論文アワード優秀賞受賞。
内容説明
2015年3月、北陸新幹線の金沢延伸開業は日本中を席巻する大きな話題となった。テレビ・雑誌など多くのマスメディアで北陸の特集が組まれ、観光客は飛躍的に増加した。がしかし、開業効果はやがて剥落していく。一過性のブームに終わらせないためには、このインフラを今後どう活用していくべきなのか。北陸を知り尽くすシンクタンク・北陸経済研究所の主任研究員が、新幹線建設の経緯にはじまり、北陸の交通・観光・経済・他地域連携などを多角的に検証。他都市の事例を織り込みながら、北陸のみならず日本全体の観光産業のこれからも見据えつつ、新幹線を活用した地域活性化策を提言する。
目次
第1章 悲願の開業―新幹線が北陸に
第2章 広範囲にわたる北陸新幹線開業の影響
第3章 新幹線開業が与えた変化と影響
第4章 北陸新幹線沿線が発展するために
第5章 北陸4駅と発展の方向性
第6章 北陸における観光産業の活性化に向けて
著者等紹介
藤澤和弘[フジサワカズヒロ]
一般財団法人北陸経済研究所主任研究員、中小企業診断士、ITコーディネータ。1964年福井市生まれ、1987年大阪府立大学卒業、同年4月株式会社北陸銀行に入行。福井支店・横浜支店・新宿支店・東京支店・東京調査部・総合事務部・北海道業務部・金融公金部、中央信託銀行・北陸経済連合会等に勤務・出向。2012年1月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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izw
ハル牧
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