交通新聞社新書<br> 車両を造るという仕事―元営団車両部長が語る地下鉄発達史

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交通新聞社新書
車両を造るという仕事―元営団車両部長が語る地下鉄発達史

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  • サイズ 新書判/ページ数 285p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784330460147
  • NDC分類 686.213
  • Cコード C0265

内容説明

鉄道にめざめた少年時代から、戦火をくぐり抜け苦学を続けた学生時代、戦後の厳しい世情のなか晴れて営団地下鉄(現・東京メトロ)に就職し、新造車両の開発・設計などに従事した「鉄道人生75年」を記した自伝。戦前日本の世相、一サラリーマンから見た鉄道会社事情や車両製造の発展など、細微に書き記されたリアルな記録としても貴重なものといえるが、それ以上に、飄々とした文章のなかに綴られた光と影、栄光と辛苦とが交錯するそのサラリーマン人生には、平成の世でも大いに共感し、また、その提言は傾聴に値するものがあるのではないだろうか。

目次

鉄道少年だった頃
鉄道をめざして
新米車両課員の日々
日比谷線3000系の開発
車両基地の新設と改良計画
新造車両輸送の仕事
5000系アルミ車両の設計
千代田線6000系の開発
初めての海外出張
千代田線直通運転と6000系量産車
新交通システムへの関与
ボルスタレス台車の試作
半蔵門線8000系の開発
車両部長の仕事
銀座線の近代化と01系
二兎を追う者

著者等紹介

里田啓[サトダケイ]
1930(昭和5)年広島生まれ。早稲田大学第一理工学部機械工学科卒。営団地下鉄で台車・車体の開発・設計を担当。車両課長・設計課長を経て車両部長。以降、三菱電機、交通システム企画(丸紅)に勤務、一貫して都市交通関係の業務に携わる。鉄道誌、学会誌、鉄道関連協会機関誌などに執筆多数。1975(昭和50)年、日本ヨハン・シュトラウス協会入会。運営委員・理事を経て現在会員。目下「わが国におけるウィーン音楽の受容と変遷」連続レクチャーを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KOH

4
営団地下鉄(現・東京メトロ)で長年車両の開発に携わってきた方の自伝的内容。個人的には制御装置など電気回路の話を期待していたのだが、台車・車体設計が主だったとのことで、6000系のサイリスタチョッパ制御以外のことについてはあまり触れられていない。だがそれを差し引いても、裏話的な部分が多くとても面白かった。3000系では側窓の天地寸法を小さくしたら駅名看板が見えなくなったとか、担当部署としては一大事だったのだろうが、笑い話である。著者が在職中最後に設計を担当した01系も既に全車引退。時代は確実に流れている。2018/03/19

平川 貴文

0
営団地下鉄の車両課に勤められていた方の自叙伝.日比谷線3000系から銀座線01系までの車両設計および車両運用における裏話が書かれていて鉄道ファンにとっては非常に面白い本.2015/01/27

rbyawa

0
f009、日比谷線車両の途中から関わった技術者の人で、東西線をフルに関わって千代田線と、計画よりも先行していた有楽町線に関しても少しだけ関わったみたいな感じの人かな? 話は主に東西線に関してなんですが、当時の営団の気質や車両メーカーとのいろいろな打ち合わせやテスト、トラブルの話などや、国鉄を介した営団車両の回送を国鉄の偉い人に止められたようなエピソードも。事故の話なんかも少しあったんですが被害状況の説明に人的被害に関しての言及がないのが特徴的だったなぁ、車両部だからだろうけど、本当に技術畑らしい人だよね。2015/01/24

shm

0
東京メトロはかつて公共企業体だった。本筋は、高度経済成長で膨張する東京を支えた地下鉄車両の歴史だが、その古きよき時代を生きた、個人や企業体のライフヒストリーとしてもおもしろい。2014/11/09

Teo

0
老人の与太話、と、まず思って読み始めるとそれ以上の裏話を知る事が出来て読後に価値を認められると思う。実際、当事者だった人の話だからこそ「そんな事があったのか」と言う物を知る事が出来る。それにしてもこの人にとって西武鉄道新宿線田無駅追突事故って「北西部の山間部に行く鉄道で追突事故があったらしい」程度の物なのか。2014/06/19

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