内容説明
明治5年(1872)10月14日。この日、3日前から吹き荒れた嵐が去って、蒼天が広がった―。新橋~横浜間からスタートした日本の鉄道は、瞬く間に全国に広がり、進化を遂げながら今なお変革を重ねている。言うまでもなく、鉄道は社会的な存在であり、人間の暮らしと密接に寄り添いながら変容する。だからこそ、その歴史にはさまざまなドラマがあった。本書は社会や人間あっての鉄道という観点から、鉄道そのものがたどった道筋を縦軸に、その時代の世相や人間との関わりなどを横軸に織り込みながら、鉄道の歩みをたどった歴史の書である。
目次
序章 鉄道開業!―明治5年(1872)9月12日(新暦10月14日)
第1章 発展の緒に就いた鉄道―明治7年(1874)~明治45(1912)
第2章 黄金時代から一転、時代に翻弄された鉄道―大正元年(1912)~昭和20年(1945)
第3章 戦後復興を成し終えて、躍進を開始した国鉄―昭和20年(1945)~昭和38年(1963)
第4章 世界最速の新幹線の誕生と国鉄財政の逼迫―昭和39年(1964)~昭和49年(1974)
第5章 分割・民営化への道を歩み始めた国鉄―昭和50年(1975)~昭和60年(1985)
第6章 分割・民営化されて新たな一歩を踏み出したJRグループ―昭和61年(1986)~平成9年(1997)
第7章 平成10年代に入って、新幹線を中心に変貌したJR―平成10年(1998)~平成25年(2013)
著者等紹介
原口隆行[ハラグチタカユキ]
昭和13年(1938)、東京生まれ。昭和38年上智大学卒業後、凸版印刷勤務を経て、昭和57年にフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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