内容説明
列車は1両1両の車両が繋がって編成を組み運転されている。その編成は、実は意味なく連なっているわけではなく、鉄道のシステムやサービス、車両のメカニズムはもちろん、社会状況や地域性とも密接な関係を持っている。本書は、かつての国鉄からJRに至る鉄道の歴史を概観しながら、列車編成の基本的ルールや法則、列車編成が持つさまざまな事情と理由を、豊富な実例とともに解きあかす。
目次
第1章 歴史から見た旅客列車の編成事情(編成の歴史はSLと客車列車で始まった;効率が悪い蒸気機関車が使われてきた理由 ほか)
第2章 編成の素朴な疑問(運転士が一番前の車両に乗っている理由;車掌が一番後ろの車両に乗っている理由 ほか)
第3章 編成の不思議(客車と電車にはあっても気動車にはなかった寝台車;立食のビュフェがなかった気動車 ほか)
第4章 編成のジレンマ(「のぞみ」なら高低差はビルの7階分!急勾配のジレンマ;食堂車をとるか?グリーン車をとるか? ほか)
第5章 知っていると自慢できる編成の予備知識(鉄道の運賃・料金にはグレード別があった;機関車なしでは動かない客車列車の形式を解く ほか)
著者等紹介
佐藤正樹[サトウマサキ]
1960年北海道生まれ。月刊「鉄道ダイヤ情報」編集部を経て、1996年から札幌市でフリーランスのライターとして活動中。旅や鉄道系の媒体に寄稿。デジタルカメラによる撮影趣味が嵩じ、現在は、写真ブログ「札幌のスナップ」で北海道の風景を公開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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