出版社内容情報
根強いファンがいる駅そばですが、コロナ禍を通じてその状況は変わりつつあります。今回は鉄道の「駅そば」だけでなく、飛行機の駅=空港の「空そば」、バスの駅=バスターミナル(BT)の「BTそば」、船の駅=フェリーターミナルの「海そば」をご紹介。鉄道の駅にとどまらない、さまざまな「駅そば」の世界が広がります!2010年発行『ご当地「駅そば」劇場』、2013年発行『東西「駅そば」探訪』に続く、交通新聞社新書の駅そば本、第三弾です!
内容説明
ひとことに「駅そば」といっても、店によって味も違えば、個性もある。訪ねた店は3000軒以上、「駅そば研究の第一人者」がその魅力に迫るとともに、より深く乗り物とそばの関係を考察すべく、バスターミナル、空港、フェリーターミナルを訪問。それぞれに「BTそば」「空そば」「海そば」と命名し、「旅そば」という新境地を開いた。北海道から沖縄まで、実績に裏づけされためくるめくそばの世界。読むほどにそばが恋しくなり、気がつけばそば出汁の香りを感じ、ページを閉じて本を置いた瞬間、そば店へ直行したくなる一冊だ。
目次
第1章 駅そばの世界―やっぱり駅そば愛が止まらない(意外な場所にオープンした駅そば(北海道)栗山駅「マミーズショップ」
代替わりで名物存続決定!(岩手県)久慈駅「三陸リアス亭」 ほか)
第2章 BTそばの世界―郷愁を誘うバスターミナルのそば(BTそばなのに、店名は“駅そば”(青森県)十和田市中央停留所「とうてつ駅そば」
BTそばは、観光地のターミナルにも(山形県)川の駅・最上峡くさなぎ停留所「ターミナルキッチンくさなぎ」 ほか)
第3章 空そばの世界―空港のそばは、早めに到着してゆったりのんびり(“じゃないほう”の空港の楽しみ方(北海道)丘珠空港「丘珠キッチン」
メインは立ち食い!駅そば寄りの空そば(東京都)羽田空港「立喰そば・酒処 つきじ亭」 ほか)
第4章 海そばの世界―フェリーターミナルのそばは、短時間でも「開いててよかった」(海を越えれば、海そばも変わる(北海道)函館港「海峡日和」/(青森県)大間港「海峡日和」
変則的な営業時間も、海そばならでは(秋田県)秋田港「みちのく」/(京都府)舞鶴港「舞鶴ショップ」 ほか)
著者等紹介
鈴木弘毅[スズキヒロキ]
1973年、埼玉県生まれ。中央大学卒業。学生時代に旅の魅力に目覚め、旅から派生する、駅そば、道の駅、日帰り温泉、酒場などを探求し、独自の旅のスタイルを提唱する「旅のスピンオフライター」として活躍中。とくに駅そばへの愛は果てることなく、時間さえあれば駅そばを目指し、鉄道・徒歩で“はしごそば”をする日々を過ごす。「駅そば研究の第一人者」ともいわれ、訪ねた店舗は3,000軒以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。