内容説明
戦後を駆け抜けた夭折の映画作家ファスビンダー(1945‐1982)。その作品は、社会に対する態度表明であり魂の叫びだった!知られざる巨大な遺産に迫る待望の一冊。
目次
ファスビンダー・インタヴュー、座談会、発言(インタヴュー;カメラの前の女性―作家映画における女優の役割について;第十九回ベルリン国際映画祭;翻訳解題)
ファスビンダー論(二つの『ベルリン・アレクサンダー広場』―ファスビンダーとデーブリーン;ファスビンダーと演劇;鏡に向かって撃て―六八年世代としてのファスビンダー;絶望とエクスタシー;すべて天の呪い給うところ―ファスビンダーとメロドラマ;ファスビンダー映画の音、またはナガラ族;炙刑に晒される者―ファスビンダーに照らして;ファスビンダーの作劇;ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの大いなる妄執)
著者等紹介
渋谷哲也[シブタニテツヤ]
1965年生まれ。ドイツ映画研究
平沢剛[ヒラサワゴウ]
1975年生まれ。映画研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てるちょこ
3
あたかも読み手と踊るような明石先生の文章、その軽さとこちらに読む歩調を合わせてくれる素振りがみえるテクストに笑いつつもゾクゾクしてくる。編者の渋谷先生達の意向なのか、評論序盤で引用されてる文献がまるまる再登場するので是非とも順繰り頁をめくってほしい。2018/11/16
STO
0
再読 斉藤綾子の論文がガチ名作2023/05/19
STO
0
斉藤綾子、渋谷哲也のジェンダー論的読解が圧巻。 足立正生の論はちょっとまだわからない。先行研究としてととても重要。2022/10/15
カラシニコフ
0
様々なファスビンダー作品の見方を知ることができて良かった。監督のインタビューやバックグラウンドを重ねて、作品を観てみたいと思った。2021/01/16
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