目次
踊りのこと
小夜曲のこと
乞食坊主のこと
悪妻のこと
星占いのこと
諸国探訪のこと
阿呆にはなりたくない
冗談を理解しないこと
悪の報いを知らぬこと
準備を怠ること〔ほか〕
著者等紹介
尾崎盛景[オザキモリカゲ]
1922年神奈川県に生まれる。1947年慶応大学文学部(独逸文学専攻)卒業。元慶応大学文学部教授。1986年死去
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感想・レビュー
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刳森伸一
1
この世の「阿呆」を集めて揶揄して批判する風刺詩。上巻は面白く読めたが、同じような内容が続くので厭きてくるし、「阿呆」か否かはカトリックの教義を守っているか否かに依存するため、徐々に鼻に付いてくるところはあるかな。まあ、総合的に見て読んで損はない。2014/08/21
ああああ
0
上巻を読んだ時には下巻を読むのをやめようかと思ったが一応読んだ。勝手な想像だが、著者は強い信念・信仰に揺るぎを感じて警告というより救いを求めてこの本を書いたんじゃないかと思った。キリスト教徒でないので共感は多くは出来なかったが世間の批判を浴びながらも自分を曲げず書き続けた著者に高潔さを感じた。2014/03/19