アメリカ・ハードボイルド紀行―マイ・ロスト・ハイウェイ

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アメリカ・ハードボイルド紀行―マイ・ロスト・ハイウェイ

  • 小鷹 信光【著】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 研究社(2011/12発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 363p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784327481582
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「旅」と「ハードボイルド」と「コレクション」をモチーフに、探偵小説、犯罪映画、西部劇、メンズ・マガジンのグラビア文化、ルート66、ロードマップなど、著者が五十年にわたり全身で感じとってきた「アメリカ」の全て。図版多数

“アメリカ”を集め続けて半世紀

 「旅」と「ハードボイルド」と「コレクション」をモチーフとして、著者が五十年にわたり全身で感じとってきた「アメリカ」の全て。探偵小説、フィルム・ノワール、西部劇など著者の十八番の素材を究めるばかりでなく、メンズ・マガジンのグラビア文化、〈ルート66〉が象徴する放浪の文化史、ポストカードやロードマップといったささやかな事物に滲み出るアメリカ的感性など、マニア向けのテーマも盛り込み、図版も豊富。

第1部 映画の旅、雑誌の旅
 1.『クォンタム・ファミリー』の地理学
 2.西部劇広告切り抜き帖全十巻
 3.死出の旅、あるいは逃走カップル映画鑑賞術
 4.フィルム・ノワールの創世記
 5.新マーロウ登場
 6.米ミステリ誌の戦国時代一九五六~一九六七
 7.パルプ版メンズ・マガジン盛衰記
 8.メンズ・マガジンの考古学――七つの検証
 9.マリリン・モンロー学“入門”
 〈インタールード1〉ハメットに会えなかった南部ツアー

第2部 ハメットと五十年
 1.没後五十周年に寄せて
 2.ニューイングランド詣で
 3.ハメットの街、再訪
 4.注解『マルタの鷹』
 5.六つの訳者あとがき
 〈インタールード2〉シュグルーが生まれた町へ行ってきた

第3部 ロード・ノヴェルの軌跡
 1.追悼ジェイムズ・クラムリー
 2.ロス・マクドナルドのパシフィック・ポイントを探して
 3.リチャード・フォードとの出会いと再会
 〈インタールード3〉 ロードマップ

第4部 失われたハイウェイ
 1.メイン・ストリートUSA
 2.絵葉書収集ツアー
 3.アーカンソー州温泉紀行(アメリカン・ピープル)
 4.一枚のポストカードから始まる旅
 5.ルート66を行く
 ニューイングランド絵葉書の旅――あとがきにかえて

【著者紹介】
小鷹信光 (こだか のぶみつ)  ハードボイルド小説を中心としたミステリの評論家・翻訳家、アンソロジスト、小説家、アメリカ文化研究者。
『マルタの鷹』をはじめとして、ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラー、ロス・マクドナルド、ジェイムズ・クラムリー、リチャード・スタークなどを翻訳。
編著書も『アメリカ暗黒史』『パパイラスの舟――海外ミステリー随想』『アメリカ語を愛した男たち』『ペイパーバックの本棚から』、シリーズ「ブラック・マスクの世界」など多数。
松田優作主演のテレビドラマ『探偵物語』の原案者としても知られる。

内容説明

“アメリカ”を集め続けて半世紀。ハードボイルド探偵小説、フィルム・ノワール、西部劇、メンズ・マガジン、ルート66、ポストカード、ロードマップ―路上も紙上もスクリーン上も縦横に旅して手に入れた“著者のアメリカ”のすべて。

目次

第1部 映画の旅、雑誌の旅(『クォンタム・ファミリーズ』の地理学;西部劇広告切り抜き帖全十巻 ほか)
第2部 ハメットと五十年(ハメット没後五十周年に寄せて;マーサズ・ヴィニャード島へ渡る ほか)
第3部 ロード・ノヴェルの軌跡(追悼ジェイムズ・クラムリー;ロス・マクドナルドのパシフィック・ポイントを探して ほか)
第4部 失われたハイウェイ(メイン・ストリート USA;絵葉書収集ツアー ほか)

著者等紹介

小鷹信光[コダカノブミツ]
1936年、岐阜県生まれ。ミステリ批評家、翻訳家、作家、アメリカ文化研究家。ハードボイルド文学の泰斗にして、松田優作主演のテレビドラマ『探偵物語』の原案者である。自伝的評論『私のハードボイルド―固茹で卵の戦後史』(2006)で日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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swshght

6
アメリカの歴史がまず「道」を媒介として生成された産物に他ならないとすれば、そこでの不可避的な行為は必然的に「ドライブ=移動」へと帰結するのではないか。アメリカ文学および映画では「道」そのものが特権的な空間として表象されてきた。「旅」「追跡」「逃避」を主題とする西部劇、ハード・ボイルド小説、フィルム・ノワールといったジャンルは「道」の存在と「移動」という行為なくしては成立しない。筆者は自らハンドルを握り、アメリカに刻印された記憶を辿っていく。恐らく、息絶えるその瞬間までアメリカの幻影を追い続けるのだろう。2012/08/02

midnightbluesky

4
ノワール、ハードボイルドといえばやっぱりこの小鷹さんしかいないわけで。昔の映画の項よりも、絵はがきをめぐるアメリカ旅行の項のほうを深く読んでしまった。政治でアメリカを語られるより、こちらの方がよっぽどアメリカが見えてくる。2012/09/23

kiho

2
現地に赴いてのハードボイルド紀行…説得力とともに、アメリカの時代と素顔が見えてくる☆豊富な資料に目を奪われ、ページを繰るのもスローペースに…それだけ宝が詰まった一冊だ。読むというより、見入ってしまった♪2012/10/14

あっちゃんのパパ

2
評価=3:筆者のダシールハメット等のミステリー作家に対する思い入れが伝わって来た。幸せな人生だ。2012/03/10

がんちゃん

1
いろいろ刺激を受けられた本。ジェームスクラムリー読むよね。リチャードフォード知らなかった。作者の郷愁が(アメリカの失われた時代)どこから来るものなのかは、自身も言ってるようにわからないのだが、共感はできる。アメリカに対する愛憎半ばする感情が私にはあるのだが、それくらい小さな頃から、文化的に影響を受けてきた。絵葉書にまつわる旅してみたいね。2020/05/06

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