千年王国論―イギリス革命思想の源流

千年王国論―イギリス革命思想の源流

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784327481377
  • NDC分類 233.052
  • Cコード C0022

出版社内容情報

革命の原動力となった<ミレニアム>への道

17世紀イギリス、人々は聖書に預言された「聖徒による千年間の地上における支配」を意味する<千年王国(ミレニアム)>の到来を信じてピューリタン革命を闘った。この千年王国論を源流とする各派の思想と運動の全体像をとらえる。

序章 ピューリタニズムとは何か
第一章 千年王国論の三つの類型
第二章 二つのイングランドを結ぶもの
第三章 急進派と神の国
第四章 千年王国への二つの道
第五章 「小羊の戦い」と反律法主義
終章 ピューリタニズム・千年王国・革命

内容説明

17世紀イギリスの“ピューリタン革命”において、人びとは聖書に預言された「聖徒による千年間の地上支配」を意味する千年王国(ミレニアム)の到来を信じて闘った。この千年王国論を源流とする各派の思想と運動の全体像を構築する。

目次

序章 ピューリタニズムとは何か
第1章 千年王国論の三つの類型―スコットランド長老派と千年王国論
第2章 二つのイングランドを結ぶもの―ジョン・コトンと独立派・第五王国派
第3章 急進派と神の国―1649年の分裂におけるウィリアム・ウォルウィンをめぐって
第4章 千年王国への二つの道
第5章 「小羊の戦い」と反律法主義―クェイカーの「キリストの王国」
終章 総括―ピューリタニズム・千年王国・革命

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みか

9
革命まで引き起こしたピューリタニズムは、なぜ挫折したのだろうか。ピューリタニズム衰退の要因と、なぜ王政復古期にイギリス国教会が勢力を盛り返したのか知りたいと思い、本書を読んだ。そもそもピューリタニズムという概念には、儀礼や規律といった制度的側面と、感情という内面的側面がある。そのいずれを重視するかは論者によって大きく異なる。本書では、「《改心》のような宗教体験の内面性を重視し、国教会体制を内部あるいは外部から批判、改革しようとする人々の思想と運動である」(16頁)と定義している。2007/02/22

米村こなん

0
研究会(18回)副読本。2016/03/09

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