出版社内容情報
ヴィクトリア朝の小説を、ヨーロッパの政治・社会思想も比較視野に入れつつ分析、丹念なテクスト解読により、時代と文学を浮き彫りにする。
内容説明
イギリス文学史上、小説の世紀といわれるヴィクトリア朝の文学思想を、ヨーロッパの政治・社会思想をも比較視野に採り入れ、丹念なテクスト解読によって浮き彫りにする評論集。著者生前の文学研究を集大成する。
目次
1 ヴィクトリア朝小説とマッチーニ
2 ディケンズ―作中人物と「仕事」(『ピックウィック・ペイパーズ』;『ニコラス・ニックルビィ』;『バーナビィ・ラッジ』;『デイヴィッド・コパーフィールド』再考;『リトル・ドリット』;『大いなる遺産』;ディケンズにおける「仕事」の問題)
3 ヴィクトリア朝女性作家とその後(フランセス・トロロゥプのアメリカ体験;ジョージ・エリオットとユダヤ主義;ジョージ・エリオットと婦人解放問題;若き日のヴァージニア・ウルフ)
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